毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日これから楽しむのは、シモン・ピエール・ベスティオンとラ・タンペートによるパッサカリアとフーガ(BWV582)です。同曲はベスティオンたちが2022年に録音した「Bach minimaliste」に収録。いうまでもなくパッサカリアとフーガはオルガン曲ですが、アルバムでは弦楽アンサンブルによって演奏されています(編曲はベスティオン)。パッサカリアとフーガは、オットリーノ・レスピーギやレオポルド・ストコフスキーによる、こってりした管弦楽編曲もきくことができますが、ベスティオンたちのものはそれとは一線を画した、すっきり、美しいもの。なお、録音にはヴァイオリン奏者の依田幸司が参加しています。

CD : Alpha 985(Alpha)

Alpha 985

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これからきくのは、ブラッド・メルドーによるプレリュードとフーガ第12番(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻)です。同曲は2017年に録音されれた「After Bach」(NONESUCH 7559-79318-0)に収録。ほかの収録曲は、2巻の「平均律クラヴィーア曲集」からプレリュードを3曲、フーガを1曲、そしてそれらの曲からインスパイアされたメルドーの7曲で、とても興味深いプログラムとなっています。メルドーは1970年生まれのアメリカのジャズ・ピアノ奏者。イアン・ボストリッジやルネ・フレミングといったクラシック畑の音楽家とも共演もあり、ジャズだけにとどまらないアルバムを生み出しています。

7559-79318-0

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