下の、ソクホー記事の
つづきを書こうと思ったのですが、
途中で、話が脱線します。
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名瀬湾は、
細長いUの字
の形をしていて、
その文字通り、北にひらいている。
国道と県道の
湾岸沿いの道路も
Uの字に走り、
Uの字の底のところから、
古仁屋(こにや)へ至る、国道58号線が、
南にのびてYの字になっている。
Yの字の外側には、山がせまり、わずかな平地に、コンクリートの住宅が、ぎっしり、ひしめいて、名瀬の街がある、
のが、ところどころ、山道の木々のすき間から、から見える。
おじさんは、そういうところ↓(下の記事のビデオ)
を、車でのんびり走っている。
名瀬の街を取り囲む、山の道は、街から、数分足らずで、尾根道に至り、あとは、起伏の少ない、なだらかな林道を走れば、
下のほうから名瀬の街の生活の音も時々聞えてくる。
名瀬の街が景気がよかったころ
トタン屋根の家のヤブシン(ヤーゴシレ)をする、おじさんたちの
槌音(つちおと)を聴くと、名瀬かミョーに、なつかしく、安心したものだったが、最近は、あまり聞かない。くぎも機械で打つらしい。いつか見た、たぶん親戚、近所どうしの大工のおじさんたちも、もう、引退したのだろうか。おじさんたちの仲間には、あまり大工仕事がうまくない、おじさんが、ひとりくらいは、いたものだった。
ここから話が脱線します。↓
金槌(かなづち)
玄翁(げんのう)
トンカチ(俗称)
ハンマー
なぐり (演劇などの舞台装置つくりで)
関東と関西で、ビミョーにちがうようだ。
金槌(かなづち)の方言表記は、かナズぃツぃ 発音を聴く
トンカチとなぐりは、奄美では一般に使わない。
金槌(かなづち)のことを、釘打ち(くぎうち)とも言ったと思って、
おじさんは、調べた。
奄美の方言で、意外な、おもしろいことがわかった。
これは、他の地域でも言うのだろうか。
サツマイモを《背負いかご(テル)》にたくさん詰めるやり方。
まず、かご1杯にイモを詰めてから、その上にイモを釘で刺すように立てて並べて、それをさらに2段くらい積み上げ、落ちないように、ひもなどで、しばって固定する。
「イモが、クギウチ シュン シコ (釘うちするほど)とゥリョーて(獲れました)」などと使う。
うーム、感動したので、図示した。↑
絵は、おじさんは、ホントは、もっとうまいんですが(笑)単なる想像です(昔の)。
まあ、こんなことに感動する、おじさんは、もう、とし、ですかなあ。