こんな沖縄に誰がした 普天間移設問題――最善・最短の解決策
大田昌秀 (著)
登録情報
単行本(ソフトカバー): 293ページ
出版社: 同時代社 (2010/11/24)
発売日: 2010/11/24
内容(「BOOK」データベースより)
日米両政府合作によってつくられた現実を、無視しつづける鉄面皮はもう許されない。海外移設への具体的道を提示する。
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あまりに知らないことが多すぎる。それは自分だけではない、いわゆる識者、軍事専門家と言われている人たちやジャーナリストたちの中にも大勢いるというがわかるような構成になっている。それにしてもナゼここまでと思うことばかりである。これまで読んだ沖縄基地問題の本の中で一番インパクトがあったタイトル「こんな沖縄に誰がした」。沖縄という土地が人間に対して発しているように聞こえる。
本書は現在まで続く沖縄への軍事的差別の具体的端緒として琉球処分をあげ、明治以来の資料を丹念に検証しながら、「日本」をえぐりだす。英文を含め熟読した。
「天皇メッセージ」について詳述しているところが圧巻だと感じた。奄美も決して無縁ではない。
沖縄コンパクト事典 「天皇メッセージ」 (てんのうめっせーじ) 琉球新報
第二部 「普天間移設問題――最善・最短の解決策」は
このブログ2011年2月12日 (土曜日)
『沖縄の真実、ヤマトの欺瞞』 (神保・宮台 マル激トーク・オン・デマンド) [単行本
での著者の考えがより詳細に述べられている。主観は述べないが、要所要所での当事者としての著者の怒りを、豊富な資料資料が説得力をもって裏付けている。
調べた単語
買弁(ばいべん、英語:comprador)は、清朝末期の1800年代から1940年代にかけて、欧米列強(銀行や商社)の対中進出や貿易を支援した中国人商人のこと。転じて、外国資本に追随し、自国の利益を損なうような行為や人物のことを指す。例:「買弁的な行為」。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
関連
このブログ 2011年1月11日 (火曜日)
『普天間基地はあなたの隣にある。だから一緒になくしたい 』 伊波 洋一 (著)
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こんな沖縄に誰がした 普天間移設問題――最善・最短の解決策 価格:¥ 1,995(税込) 発売日:2010-11-24 |