奄美 海風blog

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去年の記事 続、桜咲く2014年へ and 動画 強風、荒波に立つ岩上の鳥

2014年12月21日 | うんちく・小ネタ
 
続、桜咲く 2014年へ 元日桜(ヒカンザクラ)龍郷町秋名早咲き一番
去年より、遅れぎみかなあ。↓ いや、これを見るとかなり遅い。2012年12月24日 (月曜日)背景、青空、桜にメジロの今日このごろ=======2013年12月 8日 ...
 

gooブログに引越ししてから、去年の今日の記事がメールで届く。

 メール本文中の、「思い出を振り返ってみる」ボタンを押すと、
1年前の記事をカンタンに引用して投稿することができるようになって便利だ。

代わり映えのしない毎年であることに気付かされもする。

=== あ、さて

奄美の方言で、去年のことを「くじゅ」とか言う。

「くじゅ」とは、「こぞ」のことかと思われる。

wikipedia によると奄美方言は、2009年2月にユネスコにより消滅危機言語の「危険」(definitely endangered)と分類された 。

i、ï、u、e、ë、o、aの7母音体系、またはこのうちëを欠いた6母音体系を持つ。日本語本土方言のoがuになり、eがïになっている。

の記述にも、あてはまっている。

古語辞典で「こぞ」を引くと=【去年】昨年。去年(きよねん) とある。

出典古今集 春上「年の内に春は来にけりひととせをこぞとやいはむ今年とやいはむ」
 
訳⇔まだ正月にならないうちに、もう春が来てしまった。過ぎ去った一年を、冬が終わったので去年といおうか、それともまだ正月がこないのであるから今年といおうか。

「こぞ」で思い浮かぶのは「こぞの秋」

これも調べてみた。

松尾芭蕉 『おくのほそ道』

有名な
「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。」
の少しあとに出てくる。


予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、海浜にさすらへ、去年の秋江上の破屋に蜘の古巣をはらひて、やゝ年も暮、春立る霞の空に白川の関こえんと・・・・

とまあ、無理に 去年の、師走の桜(旧暦の正月あたりに咲くことからガンジツザクラ(元日桜)と呼ばれることもある)の記事を振り返ってみた。

去年のきょうは、もう一つ 記事を書いた。↓ 芭蕉のように海浜をさすらったわけではないが。

 
動画 強風、荒波に立つ岩上の鳥
奄美市名瀬大浜海岸 きょう午後1時すぎ写す。この鳥っくわの名は何でしょうか。この時期、他の同じような場所でもよく見かける。大きめの黒い鳥。羽をひろげて、逆に強風をかわし...
 

↑ これは 海鵜か。