冬の晴れた日の海は、夏のギラギラとは一味違うキラキラ。
wikipedia『愛妻物語』(あいさいものがたり)は、1951年(昭和26年)9月7日公開の日本映画である。大映製作・配給。監督は新藤兼人。モノクロ、スタンダード、97分。
新藤兼人の監督デビュー作で、自らの下積み時代を描いた自伝的作品である。大河内傳次郎がカメオ出演している。
石川孝子:乙羽信子が若くて美しい。いままでの印象と違い山の手風の美人で、新藤兼人監督の奥さんでもあったということで監督の自伝であるとともに乙羽信子自伝でもあるのかと。昭和の巨匠たちの作品と違って新しい時代を感じる。
”愛妻物語”を検索すると”喜劇愛妻物語”2020年公開 監督・脚本は足立紳。自身の自伝的小説)が多数ヒットする。予告編を見てみたが関連はなさそうだ)
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映画 『裸の島 』 新藤兼人 (監督) 1960年
2011年06月07日 | 映画
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スタッフ
監督・脚本:新藤兼人(近代映画協会)
撮影:竹村康和
録音:中村敏夫
美術:水谷浩
音楽:木下忠司
照明:岡本健一
編集:西田重雄
特殊撮影:松村禎一
助監督:天野信
撮影助手:田中省三
美術助手:内藤照
照明助手:辻井義男
キャスト
石川孝子:乙羽信子
沼崎敬太:宇野重吉(民芸)
大河内傳次郎(賛助出演)
所長:菅井一郎(第一協団)
坂口監督:滝沢修(民芸)
石川浩造:香川良介
石川弓江:英百合子
増田:清水将夫(民芸)
安さん:殿山泰司(近代映画協会)
製作部長:原聖四郎
内儀さん:大美輝子
玉置一恵
羽田修
旗孝思
玉村俊太郎
小林叶江
三星富美子
wikipedia 遊さま(おゆうさま)は、1951年に公開された日本映画。配給は大映。95分、モノクロ。
原作は1932年の谷崎潤一郎の小説『芦刈』
見合い相手のがが付き添いの姉の陰になる出だしのカメラワークで話題。男(堀雄二)は見合いの当日、見合い相手の妹(乙羽信子)ではなく、付き添いの姉(田中絹代)に一目ぼれしてしまう。溝口健二と谷崎潤一郎は最強のコンビ、設定もいいと気合を入れてみたが、成り行きも谷崎潤一郎らしさが感じられなかった。やはり文章のほうが味わい深いのか。
私も、お遊さま:”田中絹代”には気づいたが妹のお静:”乙羽信子”には気づかずじまい。
ただ乙羽信子の美人度は、もう次世代をかんじさせます。三人の三角関係が、もはや理解しにくいというレビューが多い。