大相撲初場所 3日目
東十12 旭南海2勝1敗 ○ 不戦 ● 妙義龍1勝2敗 東十14
東幕20 宝富士 2勝0敗○送り出し●1勝1敗 里山 西幕19
薩摩響の今日の取り組みは休み
あす4日目 十両最後から2番目の取り組み
東幕5 薩摩響 0勝1敗 - 0勝1敗 隆の山 西幕6
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宝富士(たからふじ)は昨年の初場所にデビューしたばかりの成長株、近畿大学出身。
アマチュア時代から数々のタイトルを獲得している。
落ち着いて、力強く、理にかなった取り口は定評がある。
小さい相手のさばきが、うまい。
一方の里山は、日大出身。同部屋の把瑠都バルトや山木山など、大きな力士との稽古で、大きな相手の弱点は熟知している。
しかし、きょうの宝富士(たからふじ)は、里山にまったく、うまさを発揮させず、ほぼ完勝といってよい。
ほぼといったのは、里山の前に出る気持ちに、押されても押し返す地力がついてきているからである。
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以下フィクションです。
向こう上麺のサトーさん
はい、サトオです。
里山、力を出せずにおわりましたが、この一番、どお、ごらんになられましたか?
そうですね、のびざかりですね、宝富士
ええ
成長株、宝富士(たからふじ)は、やはり上手さをもっていますね。ひじょおに理にかなった取り口ですね。
ほう、そう、おっしゃいますとお?
はい、里山を中に入れるとうるさい相手であるということは、熟知しているわけですね、宝富士。
ええ
まず、↑ この写真をご覧下さい。
はい、左の写真が初日、里山(左)が、華王錦(かおうにしき)に勝った一番で、
右がきょうの宝富士(たからふじ)(左)戦の立ち合いの瞬間ですね
そうですね、ともに立ち合い直後です。、
はい、あ、これは一目瞭然ですね
そおなんですね、宝富士(たからふじ)は上体を低く倒して、腕は下から上へあてがうようにしながら里山のもぐりこみを阻止しているんですね。
なるほどお、これでは里山は窮屈そうですね。
そおなんですね、それからですね、塩見さん
はい
里山は、きのう(↑ 写真左)より、きょうは仕切り線に対して、より踏み込んでいますね。
ええ、
これは、宝富士(たからふじ)jが、立ち合い里山の出方を見て、一瞬遅れて立っているからなんですね。
ほ、ほー
その後も常に、宝富士のうでは下から下から上へ出て、里山の左は完全に封じられているわけです。
なるほどお、まるで白鵬のような、落ち着いた取り口ですね
はい、これ ↑ は、きのうの華王錦(かおうにしき)ですね、このように、大きな相手の突っ張りは、頭を下げる里山に対しては、上から出るかっこうになるのですが・・・
ええ、これだと、里山は難なくかいくぐってしまいますね
そうなんですね、それから前まわしと取って相手のバランスを崩したり、また腕(かいな)をひねたりといった多彩な展開があるわけなんですけど・・・
ははあ、きょうの、宝富士(たからふじ)は、そういったあたりのことを、熟知していたと、こういうわけですね
そお、ですね、結果は一目瞭然、左が昨日、右の写真が今日で、里山は、苦し紛れに体をひねって伝え反りのかっこうを見せますが、結局相手に背中を見せることになり、送り出しですね。ひじょおに、こお、落ち着いていますね、はい。
なるほどお、しかし、つむ、あ、砂糖さん
はい、
しかし、この解説で里山は取りにくく・・・
あ、いえ、相撲はそう単純ではございませんからね、また裏をかけばよいわけですね、はい
以上、解説はフィクションです。