「お早うございます。図書館ですが・・・」
「あっ。返還期限が来てますね。すみません。」
「いえ、いいんですけど、神さまの木の予約が入ったものですから。もう読まれましたか?」
「他のは、まだなんですが、それは読みましたので、これからお返しに行きます」
この本を待ってくれている人がいるのに、遅れてしまって済まないと思い、すぐ図書館に行った。
受付の人に、「済みませんでした。これ待ってくれてるの、子供さん?」と尋ねると、大人だとの返事が返ってきた。
この前NHKラジオで柳田国夫さんが、「大人も絵本を読もう」というテーマで話しておられたが、三輪裕子さんの、「神さまの木」を読み終えた時、「大人も子供の本を読もう」に置き換えて、市の図書館にある三輪さんの著書の並ぶ、児童図書コーナーにいった。
ずらりと並んだ三輪裕子さんの本を見ながら、暫くは、子供の本の世界に自分をおくことの楽しみが出来た。
物語の中の子供の目線でものを見、考えそれを大人として判断することから、ずいぶん遠のいていた。
思いがけなく与えられたこの機会は、私にとって、新しい世界の展開である。
「あっ。返還期限が来てますね。すみません。」
「いえ、いいんですけど、神さまの木の予約が入ったものですから。もう読まれましたか?」
「他のは、まだなんですが、それは読みましたので、これからお返しに行きます」
この本を待ってくれている人がいるのに、遅れてしまって済まないと思い、すぐ図書館に行った。
受付の人に、「済みませんでした。これ待ってくれてるの、子供さん?」と尋ねると、大人だとの返事が返ってきた。
この前NHKラジオで柳田国夫さんが、「大人も絵本を読もう」というテーマで話しておられたが、三輪裕子さんの、「神さまの木」を読み終えた時、「大人も子供の本を読もう」に置き換えて、市の図書館にある三輪さんの著書の並ぶ、児童図書コーナーにいった。
ずらりと並んだ三輪裕子さんの本を見ながら、暫くは、子供の本の世界に自分をおくことの楽しみが出来た。
物語の中の子供の目線でものを見、考えそれを大人として判断することから、ずいぶん遠のいていた。
思いがけなく与えられたこの機会は、私にとって、新しい世界の展開である。