毎年冬になると、寒牡丹を見たくなって當麻の里へ出かける。
駐車場に車を置いて、長く白い塀に沿って、石光寺に行く前に二上山を見に行った。
来る途中、金剛、葛城の山々が美しかったので、この時期の二上山も名残の黄葉が見られると思った。
最近このようなものに興味が湧く。
よく晴れた空の下では、お寺のお堂の甍も輝いている。
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観に行ったというより、私の場合、会いに行ったと言う方が本音といえる。
菰を被った様子は、雪ん子のように愛らしい。
これで、雪の降った時は本当に絵になると思うが、そんな時には出てこれないから、よく晴れた日を待って出かけた。
どの花もそうであるが、「今年」咲く花は、「今年」の命である。
世話をする人も、花自身もその命を精一杯開花させて訪れる人を待ってくれているような気がする。
明日に続く。