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その時の画像の未整理分が、PCの中にあるのを思い出したのは、先日行った石光寺から二上山へ向かう路地をUPした時だった。
路地は好きな空間である。
それの両側の古い土壁の塀や、趣向を凝らした築地塀、家屋の板壁、新しい大谷石の塀などが、路地の面白さを演出しているので興味が湧く。
法隆寺西の里に繋がっているこれらの路地は、大抵突き当たりのようになっていて、離れた場所から見ると、見通しが利かないようになった路地だ。
その突き当りへ行ってみるとさらに路地がありまた見通せないのが面白い。
ミステリアスな空間だと思う。
法隆寺を中心にした昔の町づくりの「防」の構えなどと歴史を紐解く時の浪漫さえ感じる。
この路地の一角に、宮大工の西岡棟梁の屋敷があり、他の宮大工の家々があったのだと竜馬16さんは説明してくださった。
今も、立派な構えの家屋が並んでいる。
法隆寺の西方約300mにある円墳である。
直径は現状で39~43mで、築造当初は径48m、高さ9m程度であったといわれている。
傍まで行ったが、現在工事車両が入って、古墳としての形状復元作業途上にあることが分かった。
それらの石仏に掛けてある涎掛けや、野の花に、この地にすむ人の優しさが見えるようである。