その日のうちに、みんなのお腹に入ってしまったが、白、黒のゴマの風味とお煎餅風なお菓子が美味しかったのと、「葉の葉」という名前がいかにも大樹の葉のような大きさに惹かれてカメラに収めていた。
栞には「大阪北浜発・五感本館」と記してあった。
五感・大正11年生まれの建物の中で | |||||||||
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北浜に会社のある娘から以前そういってもらっていたが、実現したのは彼女の誕生日の日だった。
桜、桜に追われるようになって、その日の記事が、下書きのまま眠っていた。
新しい背の高いビルの間に、時代を感じさせる落ち着いた外壁のビルがあり、信号待ちをしている間にも、そこの入口から出入りする人が目立って多いのが、目に付いていた。
内装も出来るだけ大正時代の残せるものを生かした店内は、とても気に入った。
いくつかの小部屋は、多分オフイスとしていた当時の間取りの利用だろう。
大阪と京都の2箇所のデパートに、商品を出していると聞いたが、この本店だけにしかない数々のお菓子もあって、目を楽しませてくれるし、食指を誘うケーキ類がある。
吹き抜けの二階の一つの部屋で、ティータイムを満喫した。
どの席も、どの部屋も殆ど満席だったが、ゆったりとした語らいの時を持てる空間で過ごせた。
娘と高2の孫との、お洒落なお店とケーキ、ポットに入った2杯分の香りの良いコーヒータイムは、「また連れて来てね。」でお開きになった。