志津香でお食事をしたくて、かなりお昼の時間をずらせて行きました。
お店の前には人の群れが見えなかったので、これは良かったとお店の中に入りました。
ところが、お店の土間は、待つ人がかなりいます。
椅子に座れないで立って待つ人もいるのです。
まぁ、中に入れただけ良かったと、メニューを見ながら、オーダーして立って待つことにしました。
賑やかに話しながら待っていた、男子中学生のグループの1人が、「どうぞ」と言って立ち上がって私に椅子を譲ってくれたのです。
申し訳ないなぁと思ったのですが、嬉しくてありがたくて座らせてもらいました。
修学旅行で奈良に来た埼玉県の生徒さんでした。
美味しい釜飯のお食事処「志津香」では、注文してから一釜ずつ丁寧に炊き上げるのです。
この日は、単品の七種釜飯を注文しました。
いつも人が外まで並んでいるので、それを横目で見ながら、諦めて通り過ぎていたものですから、この日は、待つ椅子を譲ってくれた生徒さんの優しさが加わって、一層美味しい昼食となりました。
「釜飯の美味しい食べ方」というのが各テーブルにおいてくれています。
「最後におこげを食べます。」しっかりとお釜のそこにこびりついたおこげが、それはそれは懐かしい味の美味しさなのです。
大望の志津香の釜飯でパワーを得て、もう少し奈良を歩こうと外に出ました。