率川神社が子守明神として呼ばれ、祀られているには、全景がうまく入らなかったのですが、本殿三社のうちの、真ん中が、五十鈴姫命(後に神武天皇の皇后になられた、大神神社の狭井川の畔のささゆり咲く美しい土地で両親の愛情深く育てられた姫)で、左右に両親の神様が社殿にお祀りされています。
古代には、古式の神事でお供えの百合の花は疫病よけとして、参拝者が競って乞い受けたそうです。
お祓いや祝詞などの神事が厳かに執り行われた後に、ご祭神の前 神楽では巫女が美しい「三枝の百合」を手に持ち、神楽「うま酒みわの舞」を四人で華麗に奉奏します。
この巫女の舞と、手に持った清清しいささゆりの花に、ただただ心酔し、古代から伝えられた三枝祭りの優雅な時が、古都奈良で執り行われる、この日に参加できたことは大きな感激でした。
本殿前に設けられた席の後ろの、綱を張った最前列からカメラを通して観るときと、目視するのと両方で、なかなか思うように画像を残すことはできかねました。
席についている人の頭越しに、本殿前に、昨日三輪の大神神社から、運ばれてきたささゆりが見えています。
明日は第二部・「七媛女(ななおとめ)・ゆり姫・稚児の市内行列」巡行を綴ってお終いにします。