先日馬見丘陵公園の水分広場の片隅のナデシコを、アップしました。
コメントに「ナデシコは秋の花?」と書いて頂いた、その日か前日だったかに安倍文殊院のナデシコの画像を目にしました。
いいお天気の日を待って11日に早速行ってきました。
ナデシコを見に行くのだけでなく、桜井市にもう一つ大きな用もあったからです。
阿倍文殊院といえば、私のブログではお正月前の、干支の大きな植え込み絵馬で、お馴染みの方が多いと思います。
駐車場から境内に入った途端、目に美しいピンクの花が飛び込んできました。
文殊池に建つ、金閣浮見堂の前には、ボリュームのあるナデシコの植え込みが、美しい存在感溢れた風情で咲き誇っているのです。
その横には、阿倍仲麻呂の望郷の和歌・莫山先生の揮毫の歌碑が、ナデシコと寄り添うようにあるのもまたいいものです。
来月下旬に開幕するロンドン五輪でのサッカー女子日本代表『なでしこジャパン』の活躍を願い育てたナデシコだそうです。
本来は秋の花ですが、五輪前に開花するようにと3月に、ナデシコの品種の一つ「ダブルエレガンスピンク」の苗を文殊池や本堂の周りに植られたそうです。
5月下旬から、直径約5センチのピンクの花が咲き始め、約800株が満開になっています。
今月下旬まで花を楽しめるそうです。
普通よく見かけるナデシコより大きい一輪です。
ロンドンの舞台で素晴らしい花を咲かせてほしいとの願いが、この大和の地安倍文殊院から発信です。
本堂にお参りしてふと右手を見ますと、ツツジの植え込みが美しく刈り込まれていました。