大神神社から山辺の道へ続く石段を上った。日陰になっているので暑さも和らぎ、爽やかに歩くことができる。
久しぶりで展望台への道を選んだ。NHKのBSで、火野正平さんが奈良を自転車で訪れた時のシーンが思い出されて、近くまで来ているのにずいぶん登っていなかったから、狭井神社へは鳥居のところで拝礼して左のほうへ向かった。
展望台から前に奈良盆地が広がる。遠くは金剛葛城の山並み、耳成、畝傍の山がぽっかりと浮かんだように見える。
よく晴れた空の下に二上山の二つのこぶがくっきりとしている。
大神神社の大鳥居が右の端にちょっぴり顔を覗かせている。もっと真ん中に持ってくればよかった。
振り向けば、大神神社のご神体の三輪山が、ふうわりとした白い雲の下の神々しい。 ここから拝して手を合わせる。
展望台の左の隅に「恋人の聖地」と言う立て札を見つけた。以前からあったのだろうか。どうも記憶にないので最近立てられたものかしらとも思う。
お昼には帰るつもりでいたが、ササユリをゆっくり見たり展望台に登ったりして、お昼近くなってしまったので、近くのお食事処で冷たい素麺をお腹に入れて帰った。
18157