旧JR奈良駅の駅舎が、そのままの形で向かって右のほうに移動させた頃、1日何cmだとかの移動がよくニュースになったのも、そのままの形で残されたことは、この駅舎から学校まで三条通りを歩いた思い出に繋がって、懐かしい。
今では新しい駅舎の横にあり「奈良市 総合観光案内所」として二度目の勤めを十分に果たしている。
古代の衣装に身を纏った、せんとくんがこの町を訪れる人をお迎えしている。
寺院の回廊の柱を模したようなインテリアのある寛げる空間もあって、奈良の旅のひと時を過ごす人もいることだろう。
以上は旧駅舎の一階である。
もう早くにこのような施設ができていただろうけれど、奈良に行く時は近鉄か車を使うので、このように変わった奈良駅は実の所初めてだったので、このようなスナップ写真を撮り置いた。
改札外部分は天井には格天井を意識した装飾が、また柱は吉野杉で美装されており、一部柱には組物を思わせる装飾が施されている。また、柱からは釣灯篭を思わせる照明も吊るされている。この全体的な美しさ、奈良らしさには、目を見張るものがある。
ウィキペディアによると、この3階のホーム部分について、『「奈良らしさの表現」―青丹よし―』であり、3階のホームの側壁には五色のカーテンウォールが設置され、「青丹よし」を現代的に表現している。ホーム部分には寺社の伽藍をイメージした飾り鉄柱を設置、サーモンピンクに塗られている。飾り柱の上には、垂木をイメージした装飾も設置されている。』
このように記述している。撮ってきた写真を見ながら、なるほどと感心しながら眺めている。
関西本線 - 当駅の所属線[3]であり、「大和路線」
桜井線 - 当駅を起点としている。「万葉まほろば線」の愛称が設定されている。
私は、五条からの往路は大和路線を使い王寺で乗換えをしたが、復路は万葉まほろば線での高田経由で、乗り換えなしの和歌山行きで帰ることができた。
めったにJRを使うことがなかったが、今回は、便利に便乗できたような気がする。第一車の運転をするよりも体が疲れなかったのが何よりだった。
後先になったが、これは往路に乗った電車で、車体には万葉の歌が書かれている。どの電車もこのようなラッピングカーではなく、たまたまこれに乗り合わせたものだった。
13009