ここが喧騒の街の中にあるのをすっかり忘れてしまうほど、静かで落ち着ける空間であることを、三度目の訪れた昨日も感じることができた。
一度目は娘の家族の招待で、ご馳走と蛍鑑賞をした10年以上前のこと。二度目は、高校の同窓会の楽しいひと時。
そして今回の研修の昼食会場の設定。人数の多い食事の場は係りの人が、毎回悩みながら考えてくれるのは、大変なご苦労だと感謝しながら頂く。
食後庭園の散策。
「水と光と緑。 都会のオアシスがここにあります。」配布されたパンフレットのキャッチフレーズ通りの緑に囲まれた心休まる時間を共有しながら贅沢と思える時間を過ごす。
太閤園は、旧藤田男爵が、ご子息のために藤田家東邸として建築した広大な庭園と建築物である。本邸は現在藤田美術館として公開されている。由緒ある歴史が、庭園散策のそこかしこに見ることができる。
庭園散策をしながら、初めてここに来た時の暗闇の庭のあちこちに飛ぶ、蛍の優美な明かりが、懐かしく思い出された。今も蛍の夕べは期間中開催されているようで、梅雨の頃の太閤園の風物詩となっているようだ。