近くの水田だった所で、昨年は雑草を誰かが刈り取っただけにして、いわば耕作放棄田的な土地だった。今年周りの田圃に田植えの準備のための田起こしを始めた頃に、同じように広い田圃に耕運機が入って田を起こしていた。
今年は誰かが稲作をするようになったのかと思い、窓からよく見えるので作業の進み具合など見るともなしに見ていた。
水田でなくて畝を作る機械で畝ができ、次の日には雪のように白いマルチに覆われた。3人ほどの作業だけれどなんと早いのだろうと感心して、かなりこういう作業に慣れた人なのだろうと思った。三人とも近所の人でなく経営者に雇用された人のように見えた。
草が生えないようにマルチで覆ったのかと思ったら次の日には、何かの苗が綺麗に植えてあった。窓から見えるだけで、傍まで行かなかったので何の苗かは分からなかったが、かなり沢山の苗の植栽である。上の写真を撮ったのは5月30日だった。あんまり白いのでカメラにと、撮ったまま記事にしようなんて思ってもいなかった。
気温が上がって雨の少ない日が続いていたので、離れたところから見ても、元気がないように見えていたが、今日の雨で俄然元気に立ち上がって見えたので、カメラを持って外に出てみた。小雨だったので、畑の人が二人何か作業をしていた。ずっと向こうでの作業だったので、声をかけずに畑だけ撮らせてもらった。
何を植えてあるのか分からなかったが、黄色い小さな花が咲いて、よく見ると中にはもう実になっているのも見えた。トマトである。もっとたけの高いものだと思っていたが、この頃産直でもいろんな大きさのトマトが並んでいるので、ここのトマトも変わった種類なのだろうと、畑つくりをしたことのない私の感想である。
それにしても作物にとってはいい雨だった。今夜はひどく降るらしい予報が出ているが、なんでも適当なのが一番いい。被害など出ませんようにと願う。(6月19日撮影)