午前11時過ぎJR奈良駅に、JRまほろば線の三輪方面から入ってくる電車をまった。
電車からは花車に載せられたササユリが、「大神神社豊年講」の方々によって運ばれてきた。この花車は大神神社で、安全祈願の祭事をされてきたとのことである。
大勢の人のお迎えの中を駅構内から、駅前広場に向かう。
駅前広場ではササユリを描いた浴衣、ササユリを飾った菅笠の人たちが、踊りとお囃子で賑やかにササユリの籠をお迎えする。
踊りは華やかな「笹百合音頭」で輪を作り、花車の周りを歓迎の舞を舞う。
今年33歳の厄年の女性が、ユリの花を手に持って、花車と踊りやお囃子を観る。はっきりと由来は知らないのだが、お祭りに参加することによって厄払いをされるのかも知らない。何しろ 大神神社の摂社で、奈良市最古の神社とされる率川神社で毎年6月17日に例祭の三枝祭(さいくさまつり)の古からの催事である。
この後、率川神社まで「ササユリ奉献行列」が三条通りや東向き商店街を賑やかに進んでいくはずだが、私は昨年17日に率川神社での神事(2012年6月17~20日の記事)に参加したので、今日はここまでにして、まほろば線で、2時過ぎ五條に帰ってきた。