天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも
大空をはるかにあおぐと、月が美しく輝いている。
あれは私の故郷、春日の三笠山にかかる月と同じものなのだ。
《阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)》
留学生として唐に渡り、玄宗皇帝のもとに仕えた。
唐では李白・王維らとも親交があった。
以前にもこの榊莫山の揮毫による碑をUPしたことがある。その時の記事が何回も検索されているので、今回再度カメラに収めてきた。
境内に配置されている石仏は、新年の装いの涎掛けの、色鮮やかさが、信者さんに見詰められ大切にされているのがよく分かる。
今まで気がつかなかったが、このような「縁結び」の神社がありその前にハートの可愛い絵馬が架けてある。
この部分が何か華やいでいるのは、絵馬のせいだけでなく、若者の熱い願いの篭ったメッセージの場所が、パワースポットのようだからだろう。
合格の門をくぐって、境内の一番高いところにある、清明神社を背にして境内を見ると、勢いのいい馬の植え込みが、増したに広がって見える。
この植え込みを見たくて毎年安倍文殊院にお参りするのが習いになっている。