大阪迎賓館の前の噴水のある庭園は「ジュエルイルミネーションショー」と言うエリアで、一瞬あたりが真っ暗になって、何が起こるのかと、専用鑑賞スタンドに座って目を凝らした。目の前には暗闇があるのみで、灯り一つ見えない。
突然大音響のオーケストラの演奏が闇に流れると同時に、観覧席の前の広い空間に、灯りが浮かび上がった。
音楽にあわせて、庭園の灯りがリズムに載って点いたり消えたり、色が変わったり、小人たちの集団がまるで踊っているようだ。
一番前の観覧席に着いたので、庭園全体を写すことができず、金と銀の落ち着いた色彩が、音楽に合わせて変わるごとに、ただひたすら観ることと、撮ることに夢中になっていた20分ほどの時間だった。