カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

水仙香る千早赤阪村

2014年01月17日 | ちょっとおでかけ

 

 

 

家の小庭に水仙の白い花が、ポツリポツリと見え始めた。それにつれて、傍によって見ると微かにいい香を漂わせている。

これを見ていると、水仙の群生しているのを見たくて、水越峠を越えて、河内長野市千早赤阪村の水仙の丘にいった。

水仙は「雪中花」とも言われるように、寒い季節にも春を告げるさきがけのように、楚々とした白い花を咲かせるのがとても優しく見詰められるような気がする。

 

 

資料館に駐車して、暫く歩くと前方の丘に水仙の開花している様子がすぐ目に入った。

昨年ここにきているので、「あっ、咲いてる!」と思わず一緒に来た友人に言った。昨年よりも早い開花のようだ。

写真を撮る人もあちこちにいてじっと花を見詰めている。

 

  

丘に登るのに手前の踏みしめたような細い道があるが、私はこの急な阪は登れない。昨年体調を崩した時から膝に力のかかる急斜面や、階段など上るのを躊躇うようになってきている。無理をすれば登れるのだがその無理の後に、もし酷い痛みが来たらどうしようという不安が先にたって、安全安心で身の丈、歳の数にあった方を選ぶようにしている。

  

丘の斜面の要壁に沿った道路を歩いて、下から先ず撮影する。水仙がボリュームを持ってみることができる。

  

低い所に咲いているのは、目線の高さで写す事ができる。

「こんにちは・よくいらっしゃいましたね」とでも言うようにこちらを向いて咲いているのが嬉しい。

  

 要壁の上の土手にびっしりと咲いているのを見ると、先日来このように外に出てくることが気軽にできなかった反動のように、水仙に語りかけるようにカメラに収めていった。

 

見上げる位置に咲いている水仙の上には、少し蕾のふくらみの見える桜が、枝を伸ばしている。

水仙の開花の時期は長いので、サクラの花と一緒になる時もあるのかしらと、楽しい想像をしながら丘への楽な上り坂が目の前に開けると丘の上に登った。

もっと上には奉建塔があるのだが、今回は水仙の花畑までにしておいた。

  

    

時々立ち止まっては精一杯咲いている可愛い花に「明日から雪だそうだけど、あなたは雪中花だから、頑張ってね。」と小声で話しているのを友人は、まるで子供みたいだと笑われた。 

   

丘の上からずっと向こうの富田林の方まで、視界がひろがっている。

PLの塔が肉眼では見えたので、それと水仙を入れて撮るつもりだったのに、曇り空の白に、白い塔が溶け込んでしまった。目のいい人には見えると思うのだが、電柱と桜の木の細い枝の間に白い部分が~~~見つけて欲しいなぁ。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする