暫く家のことで忙しい日が続き、撮り貯めた写真しかなく、それでもやっと今日からは元の生活の時間帯に戻って、家のことで動き回っている時に書きかけていた、石光寺の山茶花をUPすることにしました。
冬空の訪れる人の少ない石光寺にお参りした。境内の染井戸の中の、中将姫が染めた蓮糸を持って立っている姿が、優しく迎えてくれる。
のどかな田園風景は、今は冬の眠りについているような静寂の中に石光寺を包んでいるようだ。
この冬3度目の石光寺参拝は、5日(日曜日)の午前中だった。
もう寒アヤメと出会えるだろうかと期待しながら出かけたが、今年は気温が低いのでかなり遅れているとの、ご住職のお話だった。 でも私はがっかりしない。次にお参りする機会を与えられたことが石光寺参拝の楽しみとして受け取っている。
境内で今一番の花盛りは色様々な、山茶花の花である。
苦しいほどに、緑の葉っぱの中から、どの子も、この子も華やかに開花している。
その木の根元を沢山の花びらが埋め尽くしているけれど、木に咲く花の様子は、全く寂しげでないのが今の季節の山茶花である。
11月3日、12月4日の 誕生花(山茶花)
・花言葉は「困難に打ち勝つ、ひたむきさ」(山茶花)
・「山茶花を 雀のこぼす 日和かな」 正岡子規
「山茶花の 花や葉の上に 散り映えり」 高浜虚子
この冬最初の寒牡丹との出会いは、3013年12月8日だった。
「あなたに会いたくて 石光寺寒牡丹」と記事にしているが、あの日からもう1ヶ月以上たつけれど、ことのほか寒い中でも、まだ最後の力を振り絞るように咲いている健気さを見るにつけ、何度訪れても、和み、癒される花の力をありがたく思いながら、相対している。