高野山真言宗 寄足山(よらせさん)「生蓮寺」です。寄足山という山号は、弘法大師が高野山へ向かう途中、立ち寄ったという伝承があります。
広報五條の記事の中に「蓮の観察会と流しそうめん」という記事がありましたので、もう蓮の花が咲いているのだろうかと、二見地区へ所要で行った時、一足早い蓮の花観賞と、お地蔵さまにお参りをしてきました。
境内を歩きながら、どこでどのようにして、そうめん流しをするのかしらと、興味を持ちましたが、この日は予定が入っているので、見に行くことはできません。
以前に2回ほど蓮の花を見せてもらいに行ったことがあります。お寺の蓮は五條市花のまちづくり事業 二見蓮華隊のみなさんによってお世話された「蓮の花」だそうです。
駐車場の前の塀の前には、「生蓮寺」と書いた大きな鉢に、綺麗な蓮の花が咲いていました。大きくして見てください。
石段を上ると正面が本堂です。
ご本尊は地蔵菩薩坐像です。
永禄13年(1570)の造立で、像高328cmあります。胎内に藤原時代の地蔵菩薩立像(弘法大師の自作と伝えられる)をおさめています。
脇士は掌善・掌悪二童子の立像(大きな像だそうです)
現在の伽藍は江戸時代再建のものです。(奈良の社寺について、調べてみました)
境内には鉢植えの蓮の花が、見頃を迎えていました。
本堂正面の上には、いろんな人が奉納したのでしょう、浄土の世界を描いた絵が掲げてあり一つ一つ見ていますとなかなか面白いものです。
本堂の横手に回っていきますと、ひな壇のように並んだお地蔵さまが、真ん中のじいさま・ばあさまを守っていらっしゃいます。じいさま・ばあさまはお地蔵様の手に縋って大きいお数珠に繋がっているようです。
「お守りくださいね」と手を合わせました。
今までにない最大級の台風が沖縄方面にあるせいか、蒸し暑い風の吹く1日でした。進路を見ていますと、その通り進んできますと、ちょうど進路の真ん中にこの辺りがありますので、この先どうか恐ろしい思いをしなくて済みますように、大変な被害が出ませんようにと願わずにはいられません。
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