大講堂北側の食堂跡の広場に蓮の花の鉢が等間隔に置かれています。
蓮の花の開花の1番美しい時に出会うのには、なるべく早い時刻であることは、昨年出発地のお寺喜光寺で教えて頂いてはいたけれど、なかなかそんなに早い時刻にはお寺にはつけません。早朝に開いた花が、そろそろお休みしようかなぁといったような時になってしまいました。その上梅雨明けのような暑い日差しのいたいような日でしたので、咲いている花たちには、「ほんとに・ほんとにお疲れさま」 といいたいような気持ちで蓮の花と向きあっていました。
お寺の建物が入っていない蓮の花ばかりを集めてコラージュにしました。
次からの画像は、お寺に咲く蓮の花であることのわかる画像を集めました。写す時にできるだけ薬師寺の建物のどこかが入るように考えたのですが、鉢の配置のため思うように入れることができません。
東僧坊が後ろに入りました。この辺りの蓮は殆ど種になっています。蕾もいくらかありますが、種の方が多いようです。
白い蓮の花が大講堂をバックに大きく開花しています。大講堂の左の縦縞の覆い屋が、今解体修理中の東塔です。
食堂跡の広場を隔てて、手前にある明日咲くかもしれない花と、まだ固い蕾が、大講堂の北側をバックにしています。
この花も上のと同じ位置を少しづらして捉えました。
西僧坊の辺りです。蓮の鉢がここでは2列にきちんと並んでいます。このような配置だと整然とした環境で育てられているように見えます。
食堂跡広場とは別に、興楽門へ導くように2列の鉢が並んでいますが、手前に柵があってこの先へは進めません。
蓮の花から目を離して見上げた青空に金堂の鴟尾が輝き、風鐸が軒下に美しく吊り下げられています。どこの寺院へお参りしてもこれらの軒下の組み物や鴟尾、鬼瓦、風鐸などを見るのが好きです。
東回廊を通って、中門へと帰途の散策をしました。回廊の柱列の並びの美しいこと。緑の蓮司と朱塗りの柱。まさに「青丹よし」です。
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