「もう見えてくるかしら?」山麓線を南から北へ車を走らせています。御所市を過ぎて葛城市に入ると山田の交差点の手前の右手に、一面の黄色い絨毯が見えてきました。最近ここを通っていなかったので、こんなに綺麗に咲くまで気が付かなかったのだと、嬉しくなって一つ手前を右折して、畜産ショップならへまず入りました。 山麓線の道路側からは、ひまわりたちのお出迎えは、このように後ろ向きです。どれ一つとしてよそ見をしないで見事に東を向いています。
採れたての季節の野菜をまず購入しました。トマトとミニトマトを買って、今週はこれで毎食好きなトマトを食べられると車に積んでおきました。
乳牛の飼育小屋の前を通って・・・
今度は真正面から元気な美人の少女たちに出会いました。ひまわりはおひさまの方に向かって回るからそのような名前が付いたのだとよく言われますが、お日様が好きなのには間違いないようで、朝1番に陽の出る東の方を一斉に見て、成長していきます。今朝は先程まで小雨だ降っていましたが、ここに着いた時には雨が止んで葛城山の頂上へと雨雲が昇っていくように煙っていました。太陽が出ていなくても、どの子もみんないじらしいくらいに東を向いています。
先ほどまで降っていた雨粒を花弁に宿らせています。雨粒はひまわりにかぎって、まるで汗をかいているような感じに見えます。元気な顔だからそんなイメージで見る方も元気をもらえるせいかもしれません。
もう今日のうちに咲くかもしれませんね。それとも恥ずかしげに顔を隠している幼い子なのかもしれません。一つ一つの花を見ていると、楽しい物語が膨らんできます。
この子はまだしっかりとした蕾です。蕾を見ていて、花を広げる日への懸命なエネルギーが弾けるばかりに見えるのです。
草丈を伸ばして晴れやかに咲き誇っているのは、とても好ましく思えます。
ここへ来て花たちの様子を見ていると、歌声が聞こえるような気がします。
下から見上げている私の頭の上から、高らかなひまわりの歌声が流れてきます。
葛城市では、植える時期を替えながらこの辺りの方々にひまわり畑があります。その辺りを散策してみますと、かなりよく育っておるひまわり畑もありましたので、時期を変えて見に行くと一斉に咲いている時に出会える時があるでしょうね。
少し高台まで歩いて、望遠で今咲いているひまわりを撮りました。
さっきまで私もこの人のようにお花の近くで、「あの子も・この子も」と思いながら花に向き合っていました。
山麓線の道路までもどって、1番上のバックシャンの画像をこの時に撮りました。
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