カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

北の窓から

2004年09月04日 | ★ 日々の呟き
夏の間中開け放していた窓から、入る風は、南の窓か、東の縁側からのものだった。通り抜けていく空気の流れがあるだけでも、ありがたい風だった。

ここに来て、昨日あたりから、北の窓のカーテンが揺れるようになってきた。冷たい乾いた風が部屋を通り抜ける。
外の陽射しは、まだまだ厳しいのに、一足先に、部屋にいる限り、秋を感じられる。

庭の草を引き終えて、熱いコーヒーを口にしながら、北の窓のカーテンの揺れを、眺めている。
この窓を閉めて暮す季節ももう直ぐだろうなあと~~~。
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もう一つの楽しみ

2004年09月03日 | ☆ ふるさと・大和
大峯山の湧水「ごろごろ水」の汲み場は旅館の立ち並ぶ通りを抜けていく。
村営の日帰り温泉は、水曜日が休みなので、この日に水汲みにいくと、温泉に在り着けない。

ところが、旅館通りをゆっくり走っていると、「ぶらり入浴ふろ」「今日は日帰り温泉あります」というたて看板を目にした。

初めて、その旅館を訪れたとき、車を駐車場に置きに行ってくれた主と、玄関で迎えてくれた女将さんに好印象を持った。
お二人とも若い。私の娘くらいの年代だと思うが、にこやかな応対と、さりげない話題の提供が楽しかった。

開け放した窓に入る風が心地よく、対岸の山や岩肌が一幅の絵になる休憩室で、湯上りには冷たい御茶と、梨の接待をしてくれた。             
柔らかく肌に優しい感じの温泉と、若い女将さんの人柄に惹かれて、洞川に行くと、
「今日、看板、出てるかなあ・・」 と狭い通りを、車でゆっくり走ることにしている。          
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やっと出来ました!

2004年09月02日 | ■ 短歌(越し方)
 前の記事の写真をこのようにしたくて、
頑張ったのにできず、PC 触りまわしていたら
ちゃんと、機能があったのだ。写真が違うので
再挑戦を試みた。
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萩が滝のよう

2004年09月02日 | ☆ ふるさと・大和
行動309号線を下市から天川村に向けて、車を走らせていた。
洞川の名水「ごろごろ水」を汲みに行く途中のこと、 右側の要壁が薄紫に覆われているのが、瞬間であったが視界に入った。
助手席にいる友人に、「あれ何だった?」尋ねたが、左に座っているので、目に入らなかったようだ。
カーブの多い山道なので、前方に神経が集中していて、、さ~~と通り過ぎた横の薄紫の確証を掴めないまま、「帰りに止まってみよう」と目的地に急いだ。

水汲み場は、昨年整備され、湧水源からパイプで送られてくる冷たい水が、勢い良く出ているので、タンクにいっぱいになるのに時間が掛からない。下にタンクを受けていないパイプの穴からは恵みの水が、 出っ放し状態である。
土、日曜は、大変な人らしいが、平日に行くから、そんな場面に出会った事は無い。

二人分でタンク8個を汲み終えて山を降りる。
道幅の広い所で対向待ちをしなければならない区間が終わって
例の場所近くに車を停めた。
なんと、それは、萩の花だった。見上げると1軒家がある。多分その位置から、崖を這うように道路に垂れ下がって育ってきたのだろう。萩の名所には行くことがあるが、こんな見事なボリュームのある萩は初めてだ。「こぼれ咲く萩」と表現されることがあるが、これは「萩の滝」と呼びたい。
                  

 きりぎしを薄紫に装いし 萩の滝あり吉野路日暮れ
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予定・ぎっしり

2004年09月01日 | ★ 日々の呟き
「編集会議を開きたいのですが、○日、空いていますか」
朝食を終えて、部屋に戻った途端の電話。関わっている会の会誌の発行に向けての連絡。
慌てて、手帳をバックから取り出した。開けると 八月。九月は・・と次のページを開く。

そうなんだ。もう今日から九月。
八月は孫台風の滞在を最優先にしたため、対外的な予定の余りなかった分、九月には、ぎっしりと入っている。
「涼しくなったらね」と約束した友人との小旅行もある。その合間を見つけて、会議の日を設定してもらった。サンデー毎日の身になって、引き受けたのに申し訳なく思う。

動けるうちが花、自分に言い聞かせながら、また一日埋まった予定帳を閉じた。
庭に出ると、西の空に、夏の名残のような雲が浮かんでいた。
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