カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

関西花の寺十九番霊場 ② ヒラドツツジ

2014年05月12日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

本堂前のツツジの植え込み 

  

山の辺の道の中ほどにある古刹長岳寺の大門です。

  

大門をくぐると両側にヒラドツツジの花が今を盛りと咲いている生垣が続きます。 

  

 

こんな桜の古木があって桜の季節には参道を、きっと覆うように桜の屋根を作ってくれるのでしょうね。 

 

ピンクのヒラドツツジに慣れた目には、漆喰塀に絡まって伸びている新緑の蔦の葉が新鮮に目に沁みるように入ってきます。

 

 

           

やがて日本最古の鐘楼門が見えてきます。この鐘楼門は、平安時代に弘法大師創建当初の唯一の建造物で 重要文化財に指定されています。

長岳寺は大和神社(戦艦大和の名の由来の神社で、当ブログには何度か掲載)の神宮寺として弘法大師が創建した当時には、塔中48ヶ坊宗徒300余名を数えるほどの、大規模なお寺だと参拝の栞に記されていました。 

 

本堂・天明3年(1783)再建されました。ご本尊は阿弥陀三尊です。池の対岸の本堂です。池に大屋根を映しこんでツツジ、カキツバタの色どりが新緑とともに静かな華やぎとして観ることができます。 

      

12,000坪の広い境内の散策は時間を忘れて、お昼ごろには帰ると言っていたのを途中で思い出して、家へ連絡した昨日 母の日の長岳寺参拝の日でした。

 

帰路の案内があり、ここを通れば別のツツジの生け垣に見送ってもらえるのですが、 駐車場が大門の左下の方だったので、来た時と同じツツジ参道を通って帰途につきました。

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関西花の寺十九番霊場・長岳寺 ① 杜若(カキツバタ)放生池のふちどり

2014年05月11日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

「カキツバタの花が咲いています」 ブログ友さんのブログで見てからしばらく経ちましたが、放生池を埋めるかのように今、満開に咲いて迎えてくれました。

やはりここでもカキツバタと出会いに行ったと言うべきでしょうね。

  

こんなに美しく咲いて待っていてくれたのですもの。

 

  

池の対岸のツツジがカキツバタの所まで映り込んで、お池の中で  こんにちは 

賑やかな放生池です。

 

  

誰かが投げ込んだヒラドツツジの1輪がぷかり。鯉たちが集まってきます。騙されて可哀想。

 

      

画像をクリックして大きい画像でご覧くっださい

池に映り込んだカキツバタも美しいです。

   

汗をかきながら帰ってきた私に、母の日のプレゼントが待っていてくれました。

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船宿寺 ② ツツジ園

2014年05月10日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

 本堂の左からツツジ園へと散策道に導かれるように裏山に入っていきます。

裏山全体が自生のツツジも交えて、早咲きから遅咲きまでみんな開花の時を迎えてにぎやかです。花の終わった木もありますが、はながらがまだ枝についていますので、遠くから見れば満山ツツジの色合いといった感じで綺麗です。

      

新緑の中の赤、白、ピンクそれぞれの濃淡は、辿っては振り返り、潜っては背伸びして綱の中に入らないように花を傷めないように、気を付けながらも、楽しい気分で花と語るように散策しました。 

 

 

 

  

 

 

 

ツツジの散策道から出て再び山門あたりの植え込みや、境内脇の大きな刈込のツツジをまとめてみました。

 

 

植え込みの根元にそっと座っていらっしゃるお地蔵さんも、この時期はお参りの人やお花見の人で、賑わう境内をその周辺だけは静かな空間にしてお祈りを聴いたりしていらっしゃるのだろうなぁと、可愛いお顔に和ませてもらっています。

 

 

牡丹の花も何株か見かけたけれど、こんなに黄色の鮮やかな花はこれだけでしたので、とても印象に残りました。

 

 

最後に境内を見渡すようにお立ちの修行大師様に手を合わせて、山を下りました。これからは葛城山のツツジが次第に開花して、御所市を訪れる人が多くなってくることでしょう。葛城山の自生のツツジは、見ごたえのある花の世界です。10年前にはロープウエーの混雑を避けて登山道をゆっくり登ったものでした。体力のある時にできることをたくさんしておくべきだと、もうその力のなくなった時に思うこのごろです。

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関西花の寺二十二番霊場 船宿寺① 

2014年05月09日 | ☆ ふるさと・大和

 

五月二日撮影

  

今年2度目の花の寺二十二番・船宿寺です。2月18日、境内の残雪を気にしながら、満開の蝋梅の香りと春に向けて小さい黄色い花いっぱいの境内に立って、「もうすぐ春」というわくわくした時間をここで楽しみました。

今はお寺のある集落に入ると、参詣道の両側は勿論家屋の庭先からも、真っ白いオオデマリが重たげに枝先を下に向けて、見事に咲いています。

 

 

  

 

 

高台にあるお寺への参道の両側には、ツツジの植え込みも綺麗に花咲かせています。

5月2日に行ったのですが、カメラの日付の電池が切れていて、パソコンのフォトホルダーの全く別の所に入ってしまっていて、削除してしまったのかしらと諦めていた矢先、見つけることができホッとしました。 だから1週間前のお寺の花の開花よりは、もっと進んでいることでしょう。

  

 

翌日がお寺の花会式で、境内には大護摩を焚く準備がしてありました。

 

 

 

金剛葛城の山並みやその麓も、すっかり初夏の色彩になり、雲一つない青空がとてもきれいな日でした。

 

 

石楠花の小路への途中、優しい観音様にご挨拶してしばらく行くと左の竹の柵に中に、九輪草が昨年よりも増やして育ててありました。

「九輪草が咲いています」と木札が立っていましたが、その向こうに華やかな色彩の広がる石楠花に惹かれて、皆さんはさっさと通り過ぎて行ってしまいます。 

 

 

こんなに美しく咲いているのですから、華やかな方に急いでしまうのでしょうね。

どの花も旬に咲いてくれるので、みんなみんな訪れる人を待ってくれているのでしょう。

そして、私はあなたたちに今年も会いに行ける、ことに幸せを感じるのです。

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春日荷茶屋(にないちゃや)で 万葉粥定食

2014年05月08日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

万葉植物園入り口にある、「春日荷茶屋」の庭園カフェに緑の風が通ります。室内は満席でしたので、木洩れ日の下で遅い昼食をしました。

ここに来るまでに、興福寺のそばでわらび餅を小腹に入れてきただけだったので、目的を果たしてすっかりお腹が空いてしまっていました。

 

 

 

  

春日大社にお参りしたら、ここで万葉粥を頂くことに最初から決めていたのです。万葉粥定食は、月毎にお粥の内容が変わることを2月に知ったことから、5月は何かしらと楽しみにしていました。5月は筍粥でした。昆布だしと白味噌仕立てで、筍をお粥にするとは家では絶対にない献立が、珍しく美味しいものでした。

四季折々の野菜を粥にしているので、12か月のうち2か月を賞味しましたので、まだまだ楽しみが残っています。

 

 

  

帰りは近鉄奈良駅から電車で、西大寺~橿原神宮前~福神へと乗り換えを面倒に思いながら帰りました。

近鉄電車にも奈良の春秋のラッピングをした車両がありました。めったにこの線の電車には乗らないので、初めて出会ったラッピング電車でした。

JRは、和歌山線も走っている列車があるので、時々見かけています。

 

 

 

 福神駅に着いた時は、もうぐったりするほど疲れていました。

しかし疲れているのは足だけで気持ちは、1日中、唐招提寺での「瓊花」との出会いや、万葉植物園の「藤の園」の美しい花房と香りに満ちた下の散策、春日大社の藤や山藤との出会いで豊かさに溢れていました。

 

花の吉野山への途中の駅、福神駅の改札口の天井はいつ見ても美しい桜が、間接照明の灯りが綺麗です。

この駅の駐車場から我が家までは10分余りです。

 

  

太陽が葛城山に入ろうとしていますが、雲が邪魔をしているので落日の写真はだめでした。

1日の出来事を6回シリーズに分けてUPしました。私にとってはそれぞれが感動的なことでした。

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