お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

路地裏の碑(竹瓦温泉)

2008年07月20日 |  ✈ 九州・四国紀行.
映像:別府オンパクの原点ともいえる路地裏を湛える碑、オンパク有志の心が刻印。

国民的な共同浴場『竹瓦温泉』の路地裏に目立たないがしっかりと碑文が建っている。まるで、恋人にでも出会ったような感動を覚えた。もう5~6年前であろうか、別府市の観光課に温泉街の取材した時の担当官の言葉を思い出す。

『別府温泉は寂れる所まで来てしまった。しかし、歴史的に貴重な路地裏文化が残っている。これが宝です。観光客に歩いてもらいこれを発見してもらいたいと思うのです、今ある企画が動いています』・・・これ以上詳しい話は聴けなかった。

これがその後、『別府オンパク』として見事に花開いた。ふだん着の温泉の素顔を観光資源として再発見する観光商品づくりが定着。やがてこの発想は視察に来ていた現長崎市長が中心となって『長崎さるく博』へと発展した。
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湯けむり散策(鉄輪温泉)

2008年07月17日 |  ✈ 九州・四国紀行.
映像:湯けむりに誘われ散策する旅人

鉄輪温泉共同浴場『渋の湯』界隈は温泉資産が沢山あって散策に最適。温泉文化と名泉が足とで目で体験できる湯快ゾ~ンでもある。
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狭霧台(由布院)

2008年07月12日 |  ✈ 九州・四国紀行.
映像:狭霧台から由布院市街を望む観光客

由布院は盆地構造で朝晩の霧が発生する事で知られている。この狭霧台は由布院から別府へ抜けるやまなみハイウェイ(県道11号線)の絶景ポイント、由布岳の南麓にあり、由布院盆地を見渡す展望台、由布岳、由布院温泉街が全貌できる場所。霧が発生したときは眼下に霧の由布院が望める。
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湯の壷街道(由布院)

2008年07月11日 |  ✈ 九州・四国紀行.
映像:名物通りは5年前の賑わいではなかったが、若者が目立つ人通りだ。

金鱗湖(きんりんこ)に続く「湯の壺街道」周辺、しゃれた雑貨屋やレストランが並び、周辺には各種の美術館が点在する。今日は土曜日、それなりの賑わいで、由布院らしい。小生の目的は共同浴場『下ん湯』、近くの駐車場に愛車を400円で預ける。
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由布院温泉景観(大分県)

2008年07月10日 |  ✈ 九州・四国紀行.

映像:湯平温泉から由布院に抜ける途中、湯の里が眺望出来る。

日本で一番人気の温泉地、由布院温泉。湯探査の旅は
この人気の温泉地を検証する目的でもあった。朝靄の
湯煙が彼方此方に立ち昇る。由布岳の麓は湯の里。

泉質:単純泉、毎分38,600L (全国3位)源泉の数は852本(全国第2位)

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大観峯(熊本県阿蘇山)

2008年07月05日 |  ✈ 九州・四国紀行.

  映像:阿蘇外輪山大観峯から見たカルデラ内の田園都市風景

  阿蘇の感動を体で感じたあとは、眺望で確認。国道212号をグルット回遊すると
  大阿蘇カルデラ盆地の山河を眺望できる場所がいくつかある。遥か彼方に阿蘇五
  山、眼下に田園風景。カルデラの大自然を感じた瞬間、初夏の空気に身体が舞う。

  記録:標高935.9m、阿蘇火山山系、カルデラ外輪山地獄温泉(清風荘すずめ湯)
  花:ミヤマキリシマ、阿蘇高五岳:高岳(1592m)、中岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳

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家族風呂(はげの湯)

2008年07月04日 |  ✈ 九州・四国紀行.
九州、特に阿蘇山中は豊富な温泉力を利用し家族風呂が盛んだ。今日発見したのは、24時間コインタイマー風呂だ。アパート状に並んだ入口にコイン投入のボックスが設置、500円を投入すると個室の浴槽にお湯が勢い良く流れる仕組だ。これはツーリング族には便利。
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オンドル小屋(岳の湯)

2008年07月04日 |  ✈ 九州・四国紀行.

蒸気地帯の集会所は通年暖房だ。噴出した蒸気を床下に誘導した集会所は
床全体が蒸気熱でぽかぽか。よっぽど車中泊を止めて此処で眠りたかった
が、無断で使用するわけもいかず観察だけにとどめる。入り口には一升瓶、
ビール瓶が散乱しているところから察するに、此処はチョイ飲みの場かも。

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宇土櫓(熊本城)

2008年06月26日 |  ✈ 九州・四国紀行.
熊本城を支える櫓の一つ。城外から見上げるとこれだけでもお城と間違える程の雄姿である。その奥に大天守閣、小天守閣があろうとは想像できない。

宇土櫓:本丸の西北隅、20mの高石垣の上に建つ3層5階地下1階、地上約19mの櫓、天守並みの構造と大きさを誇る。熊本城には大天守&小天守とは別に、この規模の五階櫓が明治初年まで5棟(築城当時は6棟)存在。宇土地方は肥後の南半分でひょっとしたら、この国をも従えるという意味もあるのだろうか。
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風は南風(日奈久温泉オカリナおじさん)

2008年06月24日 |  ✈ 九州・四国紀行.

映像:山頭火の石碑前、柳の木の下でご老人が一所懸命オカリナを練習していた。
     曲目は「故郷」だった。♪うさぎ追いし彼の山、小鮒釣りし彼の川・・・♪

ふだん着の温泉街の何気ない情景に、懐かしい音色が流れる。昼下がりのなんとも
情感の溢れた光景。山頭火の歌が浮かぶ。『温泉はよいほんたうによい ここは山
もよし海もよし・・・一生動きたくないのだが』種田山頭火歌気持ちが良く分かる。

日奈久温泉でユックリ、午前中を過ごした。立ち去りがたく又最初の温泉広場に舞
い戻る。名物蒲鉾屋さんの前では通りがかりの子供に店番のおばあさんが『食べん
さい』とちぎり天をあげ、田舎電車がガタンゴトンと通過する。風はやさしく南風

              ~ 日奈久温泉物語・完 ~

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種田山頭火(あるけば・・・日奈久温泉)

2008年06月19日 |  ✈ 九州・四国紀行.

日奈久温泉は小さな温泉街。温泉センターに向かう路地には蒲鉾屋さんやお土産屋さん、
旅館などが軒を並べている。皆、一様に軒先に俳人山頭火の句を夫々軒先に掲げている。
そう、温泉地が地域を挙げて種田山頭火の俳句で町興しをしている。山頭火が羨ましい。

句文:『あるけば あるけば 木の葉散る』(山頭火)

感想:なんと字足らずで、完結なんだろう。そしてなんて正直なんだろう。山頭火の魅力
   はこの字足らず、完結、正直である。この句をどのように解釈するかは読者次第だ。

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祖谷渓(祖谷温泉)

2007年12月27日 |  ✈ 九州・四国紀行.

 日本の秘湯を代表する祖谷温泉。歴史、秘境度、温泉の質(泉温、泉量、泉質)と申し分ない。
 しかし、本州最北からこの地までそう簡単には来れない。又来たいと思うが、今日の混雑を
 考えると躊躇する。見学者と入浴者との分離など工夫が求められる。勿論宿泊も限界がある
 だろう。いつか喧騒が収まったらゆっくり祖谷渓の出湯に浸かりに来よう。その時は八十八
 箇所巡りとまではいかないが、お目当てのお寺でも巡ろうか・・・。
          急峻な渓谷は何事も無いように夕霧が立ち始め険しい山容に戻り始めた。

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小便小僧(徳島県祖谷渓谷)

2007年12月25日 |  ✈ 九州・四国紀行.

秘境の地でダム建設工事関係者が肝試しに立ちションした事がきっかけで
この像が出来たとのエピソードの像。眼下には目も眩むような祖谷渓谷だ、
この映像を撮った筆者の撮影ポジションを想像して欲しい。キビシイー

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不夜城(道後温泉本館)

2007年12月19日 |  ✈ 九州・四国紀行.
辺りが闇に覆われてもこの古代湯は熱気で溢れていた。入浴来館者が次々と玄関から吸い込まれて行く。映画「千と千尋の神隠し』でも神々が湯殿に吸い込まれていく場面があるが全く同じだ。温泉力がこんなにも人々を惹きつけるとは。名泉、歴史、文化、おもてなし…此処は西の奇跡の温泉地だ。 温泉は人々を結びつけはすれ、決して引き離さない。

営業時間:6時~22時(札止21時)

泉質:単純温泉(アルカリ性Ph9.1)、42℃~51℃(46℃で供給)
   塩素注入(0.2PPM)
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願い(大宰府天満宮)

2007年12月16日 |  ✈ 九州・四国紀行.
大学合格!願いはひとつ。しかし、それは人生の始まりでしかない。この純粋な願いを持続する事が実は最も大切な事。『お願い』がお礼の『有難う』の感謝の気持ちになる。今の世はこの『感謝』が無いから陰惨な事件が起きてしまう。相手を気遣う心が無いから別れが始まる。どうぞ、素朴な感謝の気持ちを忘れぬよう、失って初めて大切な物を知る。その時既に遅い。
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