
九州九重渓谷にかかる夢の橋、それは驚きだった。小生が嘗て訪れた夢の共同浴場「筌の口温泉」の上だった。(2008.07.06)
映像:筌の口温泉側から眺めた九重夢大吊橋
最近九州で一番人気の『橋』九重夢大吊橋。テレビで放映していたので何となく耳に入っていたのだが。なんと今回、数年前入湯し心に残る温泉地を再訪して驚いた。大好きな温泉のまん前に出来ていたのだ。その温泉の名前は『筌の口温泉:共同浴場』。
解説:総工費 (周辺整備費を含)約20億円・標高777m・高さ173m(日本一)・長さ390m(日本一)・主塔の高さ43m ・主塔の直径 1.4m ・橋桁の幅 1.5m ・手摺の高さ 1.4m ・橋桁の重量 312t ・メインワイヤー(2本)・直径53mmのワイヤーを7本束ね・耐重量117トン(設計上65kgの大人が約1,800人乗っても耐えられる)・耐風性風速65m程度・耐震性震度5程度
※今回の岩手・宮城内陸地震の震度6強には耐えられるのだろうか?
評価:開通後一年で利用者300万人、一人入場料500円∴収入15億円、既に7割の元金を回収した事になる。長期償還を考えればこの事業、大成功だった事がわかる。そのほか地域振興(観光・交通・交流)に大きな効果があった。・・・しかし、九重の長閑な景観が人工物で遮られた事を考えれば心中複雑だ。