Memoir:大鰐温泉 大町桂月歌碑(平川河畔ホットパーク加賀助公園にある)
【大鰐温泉 青森県 大鰐町2005.11.13】
大鰐温泉ホットパーク加賀助公園は、「 加賀助」という温泉旅館があった場所。
大町桂月は、その加賀助旅館に投宿して、歌碑に刻まれるような秀歌を成した。
碑文:雨かとて さむれば川の 音にして 尾上にすめる 有明の月
(大町桂月:大正十一年十月十九日)
解釈:雨の音かと耳を澄ませて聞けば温泉街ど真ん中を流れる平川
せせらぎの情緒、そして明け方の月は阿闍羅山の山嶺に誘う。
記録:大町桂月は二度目の来県で大鰐温泉に立寄り宿泊。岩木山、弘前城など
を紀行し、阿闍羅山に登った記録がある。その後、蔦温泉を終焉の地に
した観光紀行の大家は大鰐温泉に立ち寄り、歌を残したのは名誉なこと
参照 # 大町桂月(酔仙人)探訪紀行