北陸の古都金沢市。金沢駅から近江市場を目指す途中の武蔵ケ辻
に艶めかしい美人像がある。古都の街角に裸像があるのも違和感。
しかし、この先右に折れると繁華街香林坊があるなんとなく納得。
記録:矩 幸成(かね こうせい)製作(昭和50年)、長崎の平和
記念像で有名な北村西望に師事(東京美術学校彫刻科卒)
感想:地元では、お尻が魅力的という評価をするほどお尻が美形。
背景:金沢市では街中藝術を志向して要所要所にこうした芸術像
を設置して来た。まちなか彫刻はおよそ34にも達している。
映像:左に共同浴場壱番湯、石畳の坂、浴衣の人、奥に金具屋…温泉寺に至る
横湯川沿いに、端正な石畳のなだらかな坂道が温泉寺まで緩やかな曲線を描く。
そして、懐かしい食堂、温泉饅頭屋さん、喫茶店、温泉宿、共同浴場、お土産屋
近代日本の原風景の一つ『温泉街』がここにも残っている。守りたい景観である。
映像:九箇所ある共同浴場+番外湯の中で筆者が最も好きな大湯の景観
信州で石畳の温泉街といえば渋温泉が思い浮かぶ。名湯の里渋温泉の共同浴場巡りは楽しい。
一番湯から始めてヘロヘロになり最後番外湯で終了。何故ここまでやるかというと、やはり
渋温泉が販売する特製の「湯めぐり手拭い」に全部押印する入湯印の征服感ではないだろうか。
【Data】含食塩ー石膏泉 59.6℃ pH4.5 源泉:渋大湯
浴感:体感温度は45℃位、十分かけ湯をして入れば快適、但し長湯は禁物。
参考:本物の名湯ベスト100 ‐8湯田中渋温泉郷(講談社現代新書:石川理夫著)
学術:日本温泉地域自然資産No.71 石畳温泉街(日本温泉地域学会編)
一番湯:初湯 ⇒
二番湯:笹の湯 ⇒
三番湯:綿の湯 ⇒
四番湯:竹の湯 ⇒
五番湯:松の湯 ⇒
六番湯:目洗い湯
七番湯:七操の湯
八番湯:明神滝の湯⇒
九番湯:大湯 ⇒
番外湯:釜湯 ⇒
(拡大:各画像クリック)
長野県で開催された日本温泉地域学会に参加する為長野県にやって来た。
温泉学を極める研究者達の集まりの学会。勿論、研究テーマは温泉地の
活性化、地域学、温泉工学、温泉健康、温泉地理学なぞテーマは多彩だ。