北陸の古都金沢市。金沢駅から近江市場を目指す途中の武蔵ケ辻
に艶めかしい美人像がある。古都の街角に裸像があるのも違和感。
しかし、この先右に折れると繁華街香林坊があるなんとなく納得。
記録:矩 幸成(かね こうせい)製作(昭和50年)、長崎の平和
記念像で有名な北村西望に師事(東京美術学校彫刻科卒)
感想:地元では、お尻が魅力的という評価をするほどお尻が美形。
背景:金沢市では街中藝術を志向して要所要所にこうした芸術像
を設置して来た。まちなか彫刻はおよそ34にも達している。
映像:左に共同浴場壱番湯、石畳の坂、浴衣の人、奥に金具屋…温泉寺に至る
横湯川沿いに、端正な石畳のなだらかな坂道が温泉寺まで緩やかな曲線を描く。
そして、懐かしい食堂、温泉饅頭屋さん、喫茶店、温泉宿、共同浴場、お土産屋
近代日本の原風景の一つ『温泉街』がここにも残っている。守りたい景観である。