≪ 速報:温泉関連情報(温泉イベント} 石川理夫著「温泉の日本史」出版記念≫
映像:筆者の温泉仲間 温泉達人:飯出敏夫氏(左)と温泉評論家:石川理夫氏(右)
温泉評論家:石川理夫氏が先月「温泉の日本史」を出版したことを記念して
温泉達人:飯出敏夫氏が主宰する『温泉達人・飯出敏夫が、温泉にまつわる
ディープな魅力をお伝えするイベント「温コレカフェ」!』で出版記念トー
クセミナーが開催される。温泉巨匠二人のコラボレーションがカルチャーの
の街神田神保町で開催されることは、筆者にとっても嬉しいイベントである。
概要:【第3回 温コレカフェ】「『温泉の日本史』出版記念トークセミナー」
◎日時:2018年9月1日 土曜日 (受付開始13:10~)
・トークセミナー13:30~15:00
・懇親会 15:15~16:45
◎場所:EDITORY神保町(エディトリージンボウチョウ)
(神保町駅 A4出口より徒歩1分/東京都千代田区神田神保町2-12-3
安富ビル2階 イベントラウンジ)
結果:開催日当日は定員を上回る60名の温泉関係者が参集し大盛況裡に終了
JR美祢線長門湯本駅から10分くらい歩いて長門湯本温泉街に来た。この路線、
温泉街をかすめ通っているのに何故か街外れに駅がある。温泉街も人がいない。
目指した公衆浴場「恩湯」はご覧の通り(画面左端上)、跡形もない。残念だ。
解説:温泉評論家石川理夫著「本物の名湯ベスト100」によれば、この温泉
は代表的な「寺湯」由来の温泉地でじき湧きの唐破風造りの『恩湯』が
魅力とあるが更地だった。H31年11月再建とあるが工事の動きは見えず。
調査:味わい深い「恩湯(おんとう)」が取り壊されていたことから事情等を
ヒアリングしたら、どうやら星野リゾートがからんでいる事が判明。星
野グループが2016年1月に山口県長門市より「長門湯本温泉マスタープラ
ン」の策定を受託して、自社の「界」共々公衆浴場を建て替えるという。
後一年で完成?今日現在、更地の儘なのが心配。何故自前で再建しない。
情報:その後、この温泉地を訪れた温泉仲間によれば、星野リゾートが撤退する
という噂が現地であるとか、所詮は利益追求集団。それに行政がすり寄る
危うさを今回も感じる。歴史ある温泉地の共同浴場を守るのは地域住民だ。
参照:在りし日の湯本温泉公衆浴場「恩湯」(湯本温泉旅館協同組合HP)
とうとうこんな田舎駅まで来てしまった・・・駅に降り立った時そう思った。
マイカー、レンタカー、温泉宿の送迎バス(新山口駅)、観光バスなどが
このローカル線を衰退させた。しかし、旅人にはこの風情がたまらない。
感想:一時間に一本の便数では次の目的にはなかなか不便だが、何よりも
駅そのものが温泉街から離れてポツンとあるのみだ。温泉地に駅が
あるだけでも素晴らしい事なのだが・・・・温泉街荒廃の理由が見える。
記録:一面一線式(地上駅)、無人駅、美弥線、乗車客20人/日(2016)
参照:同じく最果て感が漂う九州鹿児島県嘉例川駅(妙見温泉)
映像:目的地長門湯本の中継地点となるJR西日本厚狭(あさ)駅の仙崎行列車。
山口県温泉探査の第二弾は長門湯本温泉。本州最西端の温泉地だ。そこに
行くには今回下関から山陽本線で岩国行で厚狭駅到着。厚狭駅から美祢線
で仙崎行に乗りようやく長門湯本駅に辿り着く。5:30出発で7:25分に到着。
記録:厚狭駅は山陽新幹線と山陽本線、美祢線の三叉路線の重要駅である。
乗車客数1,601人/日(2016年)、車両キハ120形気動車)、美祢線
現況:2018年7月西日本豪雨で山陽本線、山口線などが運転見合わせ状態。
≪入浴速報 正観湯(大鰐温泉郷 長峰温泉) 2018.6.29 ≫
大鰐町には全国のライダーが集まる温泉宿がある。正観湯である。
今回、数十年振りの訪湯。本ブログに記載されていないので現況
確認の為訪湯した。ロビーで気の早いライダー達が雑談していた。
【Data】単純温泉 32.6℃ PH8.7 源泉:正観湯 (990湯目)
記録:本湯は32.6℃とぬるいので加温提供している。立ち寄り時
独占状態だが湯殿はかなり熱めで加温提供の難しさに直面
本施設は営業39年目。敷地内に釈迦堂がある宗教法人経営。
≪ 速報:動物観察 矢立鳥(秋田県大館市矢立峠 日影温泉)2018.6.29 ≫
日影温泉の手前の里山道に比内鶏が数羽歩いていた。周りは杉木立。日影温泉
のポッカリ開いた空き地が彼らの遊び場だ。この近辺は歴史の道羽州街道矢立
峠という貴重な峠道。秋田杉美林からの木漏れ日が比内鶏をたくましく育てる。
参照:羽州街道秘湯 日影温泉
映像:高山稲荷神社、本殿裏の砂山に築かれたお稲荷夢殿はまるで、砂の上の竜宮城。
本州最北のお稲荷さん、高山稲荷神社。七里長浜が連なる日本海沿岸に神官を擁する
社殿があるのは驚き。最果ての稲荷神社に全国から信者が押し寄せる高山稲荷神社例
大祭。宿泊施設の無い地で社務所殿・参集殿が即席の宿泊所となる。本州最北の大祭。
社格:無資格社 祭神:宇迦之御魂命・ 佐田彦命・大宮賣命祭神、稲荷大神
特色:おこもり信仰(おこもりして拝めば願いが叶うと何日も祈り続ける)祈祷師に率いられた教団
的信仰。稲荷大神の熱狂的信者が教祖となっての個性的信仰。それぞれ神社周
辺に、沢山の小神祠やお狐さんを奉納。今ではそれらをまとめ整備しお稲荷神
社庭園とした。朱色の鳥居群は京都伏見稲荷に似て、朱は魔よけの色でもある。
推察:昔、狐付きなど意味不明の病、家内、航海・道中安全などの祈願の場所として
発展してきたものと推察。信者が北海道から全国に広がっているのも、十三湊
の繁栄との因果関係が推測される。本州最北の稲荷御殿はいまも神秘性を放つ。
≪速報:温泉地景観 矢立峠界隈 (秋田県 日影温泉)2018.6.29≫
羽州街道北辺の要衝。この先北北東は津軽藩領である。その要衝を
思わせる矢立路に繋がる側道。この道をイザベラバード、吉田松陰、
伊能忠敬などが縦走した。秋田杉に囲まれた日影温泉屋波が甦った。
・
記述:イザベラ・バード 「日本奥地旅行記」(平凡社:高橋健吉訳)
『・・・すばらしい森の奥に入っていく。ゆるやかな勾配の長いジ
グザグ道を登って矢立峠に出る。この頂上には方尖塔がある。
・・・秋田県と青森県の県境を示す。これは日本にしてはすばら
しい道路である。・・・私は日本で今まで見たどの峠よりもこの
峠を賞め讃えたい。・・・ブルーッヒ峠・・・ロッキー山脈の・・・・・
しかしいずれにもまさって樹木が素晴らしい。その巨大な杉』
価値:19世紀の旅行家・探検家のイザベラは世界中を巡っている。そ
の中で、矢立峠をロッキー山脈の峠よりも絶賛していることに
驚愕するとともに、三大美林の秋田杉の価値に改めて感心した。
記録:秋田杉の見分け方。尖塔の尖ったものが植林で成長したものだ。
一方、尖塔が丸みを帯びたものは長い年月を経た天然の秋田杉。
参照#矢立峠途中にある日影温泉
≪速報:温泉犬猫 チョコ(古遠部温泉番犬)2018.6.29 ≫
映像:一見、強面だが寂しがりやで人懐っこい(しかし手を触れないように)
長野の温泉仲間T氏と一緒に古渡部温泉を訪問した。宿のご主人は
留守だったが、愛犬の「チョコ」が元気に出迎えてくれた。山間部
で番犬は重要なスタッフ、秘湯古遠部温泉をまもるチョコレート犬。
参照#番犬チョコが守る「古遠部温泉の浴室」
速報:草花鑑賞 オシダ(奥入瀬渓流石ケ戸)2018.6.17
奥入瀬渓流を散策中に大きなシダを見つけた。雪解けの後にゼンマイの様な
幼葉が入梅時にはこの様に大きく立派に育った。普段足で踏みつけるシダな
のだが、円錐形を描く幾何学模様に吸い込まれるように見入った。草の魅力。
分類:シダ植物門・シダ網)・オシダ(科・属・種) 漢字:雄羊歯
効能:生薬名「綿馬根」で駆虫作用あり
花言:愛らしさ、誠実、魅惑、夢、愛嬌
参照:石ケ戸の巨岩(奥入瀬渓流)