お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

湯本温泉(山口県長門市)

2018年07月12日 |  ♨温泉地風光景観

JR美祢線長門湯本駅から10分くらい歩いて長門湯本温泉街に来た。この路線、
温泉街をかすめ通っているのに何故か街外れに駅がある。温泉街も人がいない。
目指した公衆浴場「恩湯」はご覧の通り(画面左端上)、跡形もない。残念だ。

解説:温泉評論家石川理夫著「本物の名湯ベスト100」によれば、この温泉
   は代表的な「寺湯」由来の温泉地でじき湧きの唐破風造りの『恩湯』
   魅力とあるが更地だった。H31年11月再建とあるが工事の動きは見えず。

調査:味わい深い「恩湯(おんとう)」が取り壊されていたことから事情等を
   ヒアリングしたら、どうやら星野リゾートがからんで
いる事が判明。星
   野グループが
2016年1月に山口県長門市より「長門湯本温泉マスタープラ
   ン」の策定を受託して
、自社の「界」共々公衆浴場を建て替えるという。
   後一年で完成?
今日現在、更地の儘なのが心配。何故自前で再建しない。

情報:その後、この温泉地を訪れた温泉仲間によれば、星野リゾートが撤退する
   という噂が現地であるとか、所詮は利益追求集団。それに行政がすり寄る
   危うさを今回も感じる。歴史ある温泉地の共同浴場を守るのは地域住民だ。

参照在りし日の湯本温泉公衆浴場「恩湯」(湯本温泉旅館協同組合HP)

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