【山岳トレッキング 2020 ㉒ 大尽山 2020.08.29】
大尽山への道は取り合えず宇曽利湖を時計回りに迂回する遊歩道を歩くことから
始まる。最初は湖の側の湿地帯を只管歩く。途中、様々な草花が繁っているが目
新しいのが「ツリフネソウ」。低山から山地へ分布する野草の仲間と言っていい。
分類:バラ亜綱・フウロソウ目・ツリフネ(科・属・種) 漢字表記:吊舟草(釣船草)
花言葉:心を休める、安楽、期待、詩的な愛、私に触らないで
薬効:全草有毒(根などを解毒剤として使う等薬効もある)
#毒草で有名なのが、北海道オンネトーで観察したトリカブト
参照#①大尽山トレッキング紀行 ②山岳/渓谷トレッキング紀行2020
【山岳トレッキング 2020 ㉒ 大尽山 2020.08.29】
映像:まるで門の様な丸太柵は車止めで、先は宇曽利湖半周の東北自然歩道
湖を右手に見ておよそ5キロほどあるくと大尽山登山道入口にいたる。
念願の恐山連峰大尽山挑戦。この山は恐山温泉・地獄でいつも眺め拝んだ山
いつかあの山頂(天国) に立ちたい。当時は想像も付かない事だった。それが
いつの間にか登ろうとしている自分に驚きを禁じ得ない。ともかくアタック。
参照#①大尽山全景(極楽浜より眺望) ②黄泉の門(霊場恐山境内)
③大尽山トレッキング紀行 ④山岳/渓谷トレッキング紀行2020
【山岳トレッキング㉑八甲田山三座(田茂萢岳・赤倉岳・井戸岳)縦走 完 2020.8.24】
映像:井戸岳下山後、大岳鞍部避難小屋前休憩所から眺められる井戸岳雄姿
見返り美人とは切手収集家には馴染みの美人画だが、今日久し振りに見返り
美山を鑑賞した。自らの足で登った山を帰り際にチラ眺めたらなんと綺麗な
山姿であるか。山は登って眺めると歓びも倍増する。そして麓に名湯が待つ。
参照#八甲田山三座(田茂萢岳・赤倉・井戸岳)トレッキング紀行(GPS軌跡)
入浴速報:浅虫温泉 辰巳館 ( 映像:男子浴室 by 辰巳館HPより転載)2021.02.06
コロナ災禍時の温泉旅館宿泊はなかなか勇気がいる。しかし、温泉旅館を助けるのも
温泉愛好家の社会貢献。その悩みを解決してくれたのが青森県民対象「あおもり宿泊
キャンペーン&冬の青森・ご褒美キャンペーン」旅館もお客様も、お得感満載の取組。
今日は浅虫の湯っこを浴びて、洋室ながら、浴衣を着て、おもてなしの部屋食で乾杯。
※辰巳館新館31号室での部屋食(部屋食はコロナ防止の三密を避ける意味で安心だ)
【Data】含芒硝ー石膏泉 56.5℃ pH 8.21 (源泉入浴累計 1,113湯目)
源泉:集中管理方式(集中管理源泉1・3・4号、浅虫36・41・45号統合泉)
解説:辰巳館は浅虫温泉郷の海手側の温泉旅館では老舗旅館。佇まいも昭和の温泉
旅館そのもの。駐車場を拡大、浅虫温泉郷の景観を維持し健闘している旅館。
浴感:十三年振りの入浴。大きな岩風呂には浅虫温泉の共同配湯泉が掛流し、湯温
42℃~43℃とやや高めだが、明け方(6時頃)の豊富な湯量投入は絶品湯心
と感じた。朝食後の女将の煎じる焙煎珈琲の美味さと併せてこのお宿の特徴。
会話:当館女将とは温泉地活性化活動以来の旧知、久方振りの会話ではお互いの近
況や、コロナ災禍の旅館経営などの情報交換をした。相変わらずの美人女将。
参照#青森市(外ヶ浜地域)温泉紀行
【山岳トレッキング ㉑ 八甲田山三座(田茂萢岳・赤倉岳・井戸岳)縦走 2020.08.24】
映像:戸井岳下山途中に眺められる大岳ヒュッテ(左後方の山稜が大岳)
赤倉岳・井戸岳の爆裂火口を観察し、天空の景観を楽しんだ後、いよいよ下山。
もう少し頑張れば目の前の大岳登頂で四座制覇だが今日の大岳はとっておいて
帰路を目指す。途中毛無岱の誘惑もあるが予定通り八甲田ロープウェーに迂回。
参照#八甲田山三座(田茂萢岳・赤倉・戸井岳)トレッキング紀行
【山岳トレッキング ㉑ 八甲田山三座(田茂萢岳・赤倉岳・井戸岳)縦走 2020.08.24】
瓦礫や砂礫だらけの井戸岳登山道の岩陰に可憐に咲く花はイワブクロ。大抵「イワ」が
冠につく花は火山帯の岩場に咲くことが多い。この花も大雪山鳥海山に咲くそうである。
なにも栄養の無い砂礫に健気に咲くさまはイワギキョウに通じる清楚さで気丈夫な花だ。
分類:シソ目・オオバコ科・ジャコウソウモドキ連・イワブクロ(属・種) 別名:樽前草
花言葉:勇気・美しさへの憧れ・あなたに見とれています・失った愛情
薬効:全草に強心・利尿の薬効成分を含み、生薬として利用(反面、猛毒成分要注意)
参照#①八甲田山(田茂萢岳・赤倉・井戸岳)トレッキング紀行 ②イワギキョウ(大岳)
【山岳トレッキング ㉑ 八甲田山三座(田茂萢岳・赤倉岳・井戸岳)縦走 2020.08.24】
井戸岳制覇を終えて帰路につく。大岳麓避難小屋を抜け、毛無岱手前から田茂萢岳を
迂回して八甲田ロープエー山頂駅に戻る。途中最初に爆裂火口を右手にトレッキング。
地面が抉られ、岩塊、火山礫弾が散乱する火口底が眼前に拡がる非日常の景観に興奮。
参照#八甲田山三座(田茂萢岳・赤倉・井戸岳)トレッキング 紀行
【山岳トレッキング ㉑ 八甲田山三座(田茂萢岳・赤倉岳・井戸岳)縦走 2020.08.24】
赤倉岳から井戸岳へ尾根づたいに縦走する。普段平野部から眺めている八甲田山の
頂上部分を雲に導かれ進んでいる心地よい快感。山岳トレッキングの醍醐味を容易
に味わえるのも八甲田山の魅力。毛無岱をお花畑と表現するならここは空中遊歩道。
参照#①天空のお花畑 (毛無岱) ②八甲田山三座トレッキング 紀行
トレッキング速報:階上岳スノートレッキング GPS軌跡図 (2021.1.31)
解説:帰路、雪上で転倒し、GPSが遮断、結果、スタートとゴールが乖離。
2021年の山岳トレッキング(山行)の二回目。前日寒波襲来で八甲田山は諦めて
冬型気候の典型である西高東低の気圧配置で安定する太平洋岸・階上岳を標的に
して訪れた。予想通りで、青空がチラホラ、それでも山頂は厳しい風雪であった。
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記録:⛰739.6 m 3:51H(含休憩17min)
6.7.㎞
615 ⅿ
615m
手配:雪山は春・夏・秋の登山とは様相が異なる。靴にスパイクを装着しての山行
だが、雪で足に踏ん張りが効かない。結果的に太腿四頭筋(特に直筋)酷使
となり、翌日筋肉痛に襲われた。早速、スパイクより安定するアイゼン手配。
参照#山岳/溪谷トレッキング紀行2021