先日は、ご主人を亡くされたMさんのことをこのブログで書きました。
そのMさん、久しぶりに我が家にやって来ました。
他の2人の友人も招いて、午後のひととき、4人でお茶を飲んで、おしゃべりをしたのです。
Mさんのことを心配していたのですが、「4月にはこんな予定があるのよ…」と話してくれるのを聴いて、寂しくて辛いだろうけど、心を閉ざしてはいないのだと知り、3人は安堵しました。
そのMさんが乗ってきた車は、とてもきれいな色の新車です。
Mさんによく似あう色だと思いました。
その車をディーラーで見た時、2人ともとても気に入り、亡くなったご主人が購入を決めたとのこと。
ご主人は、長くは運転できなかったわけですが、Tさん亡きあと、Mさんが喜んで乗っています。
Tさんは、自分のためにではなく、遺していくことになるMさんのために、新車の購入を決めたのではないでしょうか。
一緒にいられるような、包み込まれているような、抱かれているような、そんな思いでMさんはハンドルを握っているのではないかしらと思うと、ちょっと泣けてきました。
思いがものに宿ることを思うと、こんな遺し方もいいなぁと思いました。