偶然仲良く並んだレストア中の二台 手前はナロー911 奧は1750GTV前期
当ブログにも何度か登場したナロー911と1750GTVがほぼ同時期に完成しました!。
たぶん二台とも足かけ二年くらいの歳月がかかりました。
1750はお客様のリクエストで少々コストがかかってもボディの修復と塗装をオリジナルに戻したいというご要望でした。
ボディに関しては一度レストアしてありそれほど悪くはありませんでした。
作業はもっぱらオリジナルカラーの白に戻すべくエンジンを降ろしたりボディのほぼ全ての剥離作業から始まりました。
剥離作業中の図 どうも白→赤→緑という変遷があったような塗装
今回のクライエント様の有り難いお言葉は特に予算は問わないと言われたことです。
ここ思わずDrはボッタクリの図式も閃きましたがそこは良心的なDrでありますから最終的なコストは結構リーズナブルだったと思います。←ホンマかな?
ジャジャジャ~ン! ついに完成の図でまるで新車ダス!(自己満足かも)
もちろんDrの文法通りに光り物、ゴム類、レンズ類も出来る限り新品にしてありますので限りなく新車に近い状態ザンス?。
Drの提案でダッシュボードを修復
内装関係はそれほど傷んでいなかったので最小限という感じで済みました。
純正キャレロのテールレンズも新調 結構なお値段でした
とにもかくにも一応完成の暁を見て本日無事にオーナー様に納車できました。
一度たりとも催促をされなかったオーナー様には感謝する次第であります。(ペコリ)
お客様は神様です!(苦笑)
アイリッシュグリーンに変身して完成したナロー911 内装色はタン
こちらのナロー911は一度足りとも広告にも出していないのに売れてしまいました!?。
このブログには賑やかしに何度か登場した911ですがそれを見た奇特?なお客様が欲しいという有り難いお言葉を頂戴しました。
それもかなり遠方のお客様でまさに見ずテンモード満開でした。
こういう場合は距離が遠ければ遠いほど「後は知らんで~」と言いやすいです(笑)。
しかし・・・・
お客様に期待はずれと思われるのはDrの沽券にかかわります!←ホンマか?
むしろ近くの人に売るよりも実際は気遣うものなんですねヤッパシ。
特に売り先もなくゆっくりペースで作業を進めていたDrも買い手が決まれば納期の問題もあり少々焦ります。
ボディカラーはオリジナルのモカブラウンを捨て思い切って内装色の合うアイリッシュグリーンにしようというコンセプトでお客様とDrの意見の一致を見ました。
こちらもダッシュを修復した 結構完璧かも?
レストアの過程で一つずつ綺麗にしていくと残された部分が気になる物で結局は全て新品にしたくなるというはよくあることです。
そこで問題となるのはコストの問題ザンス。
Drも商売でやっている以上非常に悩ましいのですが最終的にコストより仕上がりを優先させてしまいます(泣)。
ナンバーを付けて試乗の図 このアングルは綺麗ダス
外内装は綺麗に仕上がっても走りに問題があるといけません。
よく考えてみると海外より輸入したこの個体はエンジンこそ掛けたものの走ったことがありませんでした。
おまけにあまり好調とは言えぬエンジン音で不安がよぎりましたが予想通り一発プラグが死んでたようで応急処置で実験したら好調になりました!。
意外にもよく整備されているエンジンルーム
USAで地元の検事がウン十年間?愛用していたというこの個体は決して乗りっぱなしでなくそれなりにメンテされていたのが伺いしれます。
それはエンジンルーム内のダクトなんかが全てキッチリと付けられているので推察出来ました。
ディスキャップなんかも綺麗ですしメカに関しては本当に何もしなくて良いかなという感じでその分コストは外内装に充当出来たと言えましょう。
ただ長期間乗ってなかったので最小限ブレーキ廻りのO/Hは強いられました。
こちらの効きも試乗ではノープロブレムですね。
この二台の旧車が出来上がり肩の荷がおりそうなDrであります。
フ~。
中軽度のレストレーションはDrにお任せ!(笑)