Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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GT3.2修復進捗

2019-02-03 10:10:51 | 修理日記

フロント部はバラバラに

バルブクラッシュした状態で買い込んだGT3.2を一刻も早く商品化したいDrが居りました。

しかし、バルブクラッシュはエンジン崩御と正比例するので、そう簡単ではありません。

修復方法としては、

■ エンジン丸ごと交換(中古品)
■ シリンダーヘッドのみを修復O/H
■ シリンダーヘッドのみ良品に交換(中古品)

エンジン丸ごと交換が手っ取り早いと言えますが、コストと作業はそれなりに面倒です。

以前に147GTA(セレ実動車)を廃棄したのが惜しまれます。

とりナマズ、現在の状態を把握するべく分解作業を進めました。


圧縮は限りなく全てゼロ 

新品のタイミングベルトを取り付けて、正規のバルタイで圧縮を計測して、各シリンダーの良否を検証しました。

ある程度予想した通り全滅でした。

全てのシリンダーヘッドのバルブがクラッシュしていることになります。

最も、1シリンダーに4バルブですから、4本の全てがクラッシュではありません。


シリンダーヘッドを下ろす

V6の前後バンクを外すのは結構面倒です。

カムシャフトを先に外す必要があり、スプロケットを固定するのにSSTは必須です。


現れたシリンダー/ピストン

やや苦労して前後バンクのシリンダーヘッドを外しました。

当然ながら、前後の排気マニフォールドも外します。


クラッシュ傷あり

懸念したピストン自体は、クラッシュ傷はあってもダメージはありません。

通常は、ピストンまで損傷することは無いので予想通りというところです。


どう料理するか?

正攻法なら、歪んだバルブをリニューアルしてO/Hになりますが、ガイド等も要交換の場合があり、パーツ代と
手間は相当なものになります。

最も、簡便なのは優良なシリンダーヘッドASSYのポン替えです。

見つからなければ、前者のO/H作業になり、面倒な作業となります。

とりナマズ、優良なシリンダーヘッドASSYを探す旅に出ることにしました 


(続く)












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