Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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稀少1750 SPIDERをGETの巻

2008-11-09 21:34:06 | イタリア車

1970y AR 1750 SPIDER   お尻は切れてますよ念のため(苦笑)

1960年代後半以降のアルファであれば殆どの車種を扱いました。

しかし・・・

なぜか1750SPIDERは扱ったことがありませんでした。

当時のディーラーである伊藤忠オートで販売していたか定かでありませんがたぶん売っていたのではないかと思います。

ご存じ1750GTVはそれなりに売れていましたしDrもそれなりの販売数がありました。

1750ベルリーナもかなり稀少ですがこちらは販売実績があります。



1750の証であるホイールキャップ仕様はオリジナル


なぜか本当に1750Spiderに関してはお目に掛かった記憶さえありません。

それ以前のDUETTOに関しては逆にそれなりに売りました。

この1750Spiderというのはちょっとバージョンが数種あるというか同型でも1300や1600Spider(Junior)もありこちらはインパネがDUETTOと同じです。

早い話が外観は2000でインテリアはDUETTOの混血児なのです。

ホンマに実際にも先ずお目にかかれないモデルだし頭が貝割れ大根になります


今回DrがGetしたのは正真正銘の1750で少し残念なのはUSモデルだということです。

ただUSと言ってもそれほど悲観することはなく外観はECと同じアイアンバンパー仕様です。


あまり見せたくない状態ですが2000と共通のダッシュパネル&メーター


ステアリングホイールはなにやらプラの三本スポークが転がってますがGTVと同じウッドがオリジナルじゃなかろうかと思いますが定かでありません。

ちゅうことは?。

1750と2000はどこが違うネンということになります。

それはエンジンが1750なんです???。←当たり前

1750より2000の方がパワーがあって良いやんというご意見もありましょうが1750(1800)のエンジンの方が2000よりもバランス良く2000に近いトルクで上限まで景気よく回ります。

だから1750の方がよりマニアックなんですね!。

同じ1750でもクーペとベルリーナの外内装は2000と明らかに違うのですがこのSPIDERに関しては2000と全く同じなので面白くありません


あまり見たくない”INIEZIONE”のスクリプト


US仕様は例のスピカのメカニカル燃料噴射ですがこの個体はキャブ(SOLEX)に変更してあります。(プラスポイントダス)

同じUSでも2000をECにモディファすることを考えるとずいぶんラクチンと言えます。

おまけにこの個体のエンジン型式は11548ですからEC仕様のエンジンに換装したと思われます(プラスポイントダス)。

懸案のキャブリンケージがオリジナルでないのは気に入りませんがとりナマズこのまま行きましょう!。←ゴリ押しかも



US仕様のヘッドライトは即刻カバーを付けたいところ

ヘッドライトの改造はそれほど苦労せずにキャレロのアクリルに交換出来るので問題ありません。


1750Spiderであることは大いに嬉しいのですがこの個体は中途半端でありDrも今後の仕上げるコンセプトを悩みます。

つまりソコソコまであまりコストを掛けずにEC仕様にしてリーズナブルな価格設定にするか又はもっとコストをかけて限りなくオリジナルに忠実に仕上げるかなんですよヤッパシ!。

ちなみに外装色はベージュがオリジナルだそうです。

エンジンルームはちなみに黒に塗ってあります←どないすんねんですわホンマニ(笑)。

このまま行くか全てベージュに戻すか??。

幸いボディの腐食は見当たらないのがせめてもの救いザンス。

一番良いのはこの状態で誰かこの1750Spiderに唾を付けてもらいそのお客様の好みに仕上げるのがBestでありDrもリスクが無くなりますネ

そんな奇特なお客様は居ませんか?。

頑張ってアナタ好みに仕上げまっせ~!(苦笑)












コメント (2)
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旧車二台がやっと完成しました!

2008-11-02 20:33:20 | イタリア車

偶然仲良く並んだレストア中の二台  手前はナロー911 奧は1750GTV前期


当ブログにも何度か登場したナロー911と1750GTVがほぼ同時期に完成しました!。

たぶん二台とも足かけ二年くらいの歳月がかかりました

1750はお客様のリクエストで少々コストがかかってもボディの修復と塗装をオリジナルに戻したいというご要望でした。

ボディに関しては一度レストアしてありそれほど悪くはありませんでした。

作業はもっぱらオリジナルカラーの白に戻すべくエンジンを降ろしたりボディのほぼ全ての剥離作業から始まりました。


剥離作業中の図  どうも白→赤→緑という変遷があったような塗装


今回のクライエント様の有り難いお言葉は特に予算は問わないと言われたことです

ここ思わずDrはボッタクリの図式も閃きましたがそこは良心的なDrでありますから最終的なコストは結構リーズナブルだったと思います。←ホンマかな?



ジャジャジャ~ン!  ついに完成の図でまるで新車ダス!(自己満足かも)


もちろんDrの文法通りに光り物、ゴム類、レンズ類も出来る限り新品にしてありますので限りなく新車に近い状態ザンス?。



Drの提案でダッシュボードを修復


内装関係はそれほど傷んでいなかったので最小限という感じで済みました。



純正キャレロのテールレンズも新調  結構なお値段でした

とにもかくにも一応完成の暁を見て本日無事にオーナー様に納車できました。

一度たりとも催促をされなかったオーナー様には感謝する次第であります。(ペコリ)

お客様は神様です!(苦笑)



アイリッシュグリーンに変身して完成したナロー911 内装色はタン


こちらのナロー911は一度足りとも広告にも出していないのに売れてしまいました!?。

このブログには賑やかしに何度か登場した911ですがそれを見た奇特?なお客様が欲しいという有り難いお言葉を頂戴しました。

それもかなり遠方のお客様でまさに見ずテンモード満開でした。

こういう場合は距離が遠ければ遠いほど「後は知らんで~」と言いやすいです(笑)。

しかし・・・・

お客様に期待はずれと思われるのはDrの沽券にかかわります!←ホンマか?

むしろ近くの人に売るよりも実際は気遣うものなんですねヤッパシ。

特に売り先もなくゆっくりペースで作業を進めていたDrも買い手が決まれば納期の問題もあり少々焦ります

ボディカラーはオリジナルのモカブラウンを捨て思い切って内装色の合うアイリッシュグリーンにしようというコンセプトでお客様とDrの意見の一致を見ました。



こちらもダッシュを修復した 結構完璧かも?

レストアの過程で一つずつ綺麗にしていくと残された部分が気になる物で結局は全て新品にしたくなるというはよくあることです。

そこで問題となるのはコストの問題ザンス。

Drも商売でやっている以上非常に悩ましいのですが最終的にコストより仕上がりを優先させてしまいます(泣)。



ナンバーを付けて試乗の図  このアングルは綺麗ダス


外内装は綺麗に仕上がっても走りに問題があるといけません。

よく考えてみると海外より輸入したこの個体はエンジンこそ掛けたものの走ったことがありませんでした。

おまけにあまり好調とは言えぬエンジン音で不安がよぎりましたが予想通り一発プラグが死んでたようで応急処置で実験したら好調になりました!。


意外にもよく整備されているエンジンルーム


USAで地元の検事がウン十年間?愛用していたというこの個体は決して乗りっぱなしでなくそれなりにメンテされていたのが伺いしれます。

それはエンジンルーム内のダクトなんかが全てキッチリと付けられているので推察出来ました。

ディスキャップなんかも綺麗ですしメカに関しては本当に何もしなくて良いかなという感じでその分コストは外内装に充当出来たと言えましょう。

ただ長期間乗ってなかったので最小限ブレーキ廻りのO/Hは強いられました。

こちらの効きも試乗ではノープロブレムですね。

この二台の旧車が出来上がり肩の荷がおりそうなDrであります。

フ~

中軽度のレストレーションはDrにお任せ!(笑)











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