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(ベルールのチェナケーシャヴァ寺院の「鏡を見る美女」・・・・と、私が思っているもの)
【深夜のバンガロール ホテルはどこだ?】
現在インド旅行中。疲れているので、簡単に。
昨夜(3月5日深夜)、バンコク経由で南インドのバンガロールに到着。
イミグレに1時間近くかかり、空港を出たのが6日の0時半ぐらい。
出迎えのガイド氏とホテルへ向い、30分程でバンガロール市内に着いたのですが、ホテル(現地旅行会社で手配。私は名前も知りません)がなかなか見つかりません。
地元の方にドライバーが尋ねて、「二つ目の道を奥に入って、右に曲がって・・・・」と教えてもらい、その方向へ行くのですが、見つかりません。
再び、教えてもらった人のところへ戻り・・・・といったことを、2貝、3回繰り返しますが、わかりません。なにぶん、深夜で真っ暗ですから。
見かねて「その人に同乗してもらって、案内してもらったら?」とも言ったのですが、頼んだところ拒否されたとか。
ガイド氏がホテルへ電話しても、深夜のせいか誰も出ないとのこと。
手配した現地旅行会社の担当者に電話してもつながりません。
おまけに、ガイド氏はデリーの方なので、南インドの言葉は全くわからないとのこと。尋ねるのはドライバー氏の役目。
そもそも、深夜1時を過ぎていますので、そんなに尋ねる人にも出会いません。見当たるのは犬ぐらいです。
地番からすると、このあたりのはずなんだが・・・・というあたりに車が止まっており、たまたまその運転手がやはりデリーの方だったため、ガイド氏が事情を話したところ、その方が車で先導してホテルまで連れっていってくれました。
なんだかんだで、チェックインが終わったのは深夜2時頃。40分ぐらいはホテル周辺をグルグル回っていました。
これが一人だったら、深夜の街で途方にくれるところです。
実際、数年前、乗継地の中国・昆明でやはり深夜にホテルがわからず、そこまで行くタクシー代で使い切ったため現地のお金もなく、真っ暗ななかで一人立ち尽くした・・・・という経験があります。
その時は、たまたま尋ねた中国人が非常に親切な方で、(私の切羽詰まった雰囲気が伝わったせいか)自分の車に私を乗せて、ホテルまで連れていってくれました。
今回は、ガイド氏とドライバーがいますので、私は「困ったですね・・・」とは言いつつも、他人事のようにお気楽です。
それにしても、インドには多くの言語があり、皆が共通語としてヒンディー語を理解する訳でもないようです。
【ベルール 「鏡を見る美女」はどれだ?】
今日(3月6日)は、バンガロールから200kmほど西方向へ入った、ベルール、ハレービードという場所の古い寺院などをまわりました。
そのひとつが、ベルールのチェナケーシャヴァ寺院。12世紀、ホイサラ朝時代の寺院です。
前述のように、ガイド氏は南インドの方ではないので、寺院についてもほとんど知りません。興味もないみたい。
まあ、それは仕方ないの、時間だけ決めて一人で見学します。
ガイドブック「歩き方」によれば、この寺院は「鏡を見る美女」という彫刻で有名とか。
それがどこにあるか教えて・・・・と、ガイド氏に訊いても、「中にあります」とだけ。
一人で探しますが、わかりません。
出口で待つガイド氏のところにもどり、「わからないので、誰かに尋ねてほしい」と頼みます。
そこでガイド氏が建物入り口にたむろしていた若者数名に尋ねますが(言葉は通じたようです)、若者たちは知らないとのこと。
「ここには、そういうものはないそうです。地元の人がそう言っています」
まあ、それ以上どうこう言っても仕方ないので、「そうですか・・・」とその場はおしまいに。
ホテルに戻ってネット確認したところ、ガイド氏や地元若者たちと話していた、その頭上にあったようです。
地元の人間というのが、必ずしも観光資源についてきちんと理解している訳でもない・・・というのは、たびたび経験することです。
地元の人間からすれば、なんでそんなものにこだわるのか?彫刻など、どれも同じじゃないか・・・・といったところでしょう。
やはり有名な彫刻を探して右往左往したり、勝手に思い込んだりしたのが、昨年末に旅行したカンボジア・シェムリアップのバンテアイスレイ「東洋のモナ・リザ」
どうせ、その素晴らしさ・差異が理解できる訳でもないですから、「どれが、その有名な・・・」と探し回るよりも、「どれもきれいな彫刻だね・・・・」とおおらかに楽しむ方が正解なのでしょう。