家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

チェンバロ工房

2007-01-27 09:31:25 | Weblog
知り合いのチェンバロ工房を訪れた。

十何年ぶりだろうか。

久しぶりに話をしたが以前とちっとも変わっていなかった。

楽器製作の職人というよりは音楽家という匂いが強い。

神経質な部分と理想の音楽や楽器造りに燃える情熱的な部分がないまぜになっている。

天竜川を眼下に臨む絶景の場所を工房にしている。

自然も手伝って良い物が出来上がりそうという雰囲気の工房だ。

造りかけのチェンバロの型の中に設計図が丸まって置かれていた。

流れ作業で出来ていく物とは全く違い精魂込めて一品一品造られる品の良さが見られる。

音楽的実力のみならず人望も厚い彼の回りには常に人が集まってくる。

笑顔や話し方に当然のように滲み出ていた。