家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

足立典正個展

2007-02-18 11:18:11 | Weblog
足立典正氏の個展を見に行った。

家具屋さんを会場にしているので、まるで室内に飾るときと同じような感覚で眺めた。

足立さんの絵は暖かく静かで柔らかい。

今回のテーマが「ファミリー」ということなので足立さんの心がそのまま反映されている。

常々思っていることがある。

なにげないその風景をちゃんと心で捉えようということだ。

足立さんの絵の中にそれを感じるのだが、その原点のような話をうかがった。

「交通事故」であった。

それによって足立さんは、いっぺんに考え方が変わってしまったという。

またそれは足立さんの奥様の意識を変える引き金にもなった。

そして奥様の意識が足立さんに働きかける。

相乗効果の結果が絵に表れてくる。

いつ何がどのように自分に影響を与えるか誰も分からない。

「死んだつもりで」ということに本気で気付いた人は、やっぱりすごい。