ヨーカドーのエスカレーター3階から降りていた。
吹き抜けになっているホールの向かい側に別のエスカレーターが見える。
杖を持った老女が下りエスカレーターに乗るタイミングがつかめないでいた。
後から夫らしい老人が先に乗って見せた。
23段下りてふり返ると、おばあちゃんはまだ乗れないでいた。
するとおじいちゃんは、おばあちゃんが心配になりエスカレーターを登り始めた。
だが老人の足では下るエスカレーターの速さに追いつけない。
いつまで登っても同じ辺りにいる。
私は「助けなければ」と思い、そちらのエスカレーターに急いだ。
到着寸前従業員が見てみぬ振りをして立ち去るのが見えた。
またそのエスカレーターに乗れないで立ち止まったままの客もいた。
私はおばあちゃんに「あちらのエレベーターで下りればいいですよ」と言って、そのエスカレーターに乗りおじいちゃんの行動をまず止めた。
おじいちゃんは登るのを止めて下りていった。
私から怒られるとでも思ったのか下を向いたままだ。
近づいて「大丈夫ですか?」と聞くとこっくりとうなずいた。
運動のせいか興奮のせいなのか耳とウナジが赤くなっている。
「おばあちゃんが心配なんでしょ?」と聞くと再びこっくりとうなずいた。
エスカレーターを降りきってエレベーターを示し「あそこで待っていてください私が責任もって、おばあちゃんを連れてきますから」と告げた。
もう一度上りのエスカレーターで戻っていくと、おばあちゃんは若い女性に付き添われていた。
私はその女性にありがとうとお礼を言っておばあちゃんを受け取った。
あたかも自分がおばあちゃんの身内のような態度だった。
おばあちゃんの手を取ってエレベーターに連れて行った。
エレベーターに乗せて手を放し「この扉が開くとおじいちゃんが待っていますから」と伝えた。
1階に到着したエレベーターの扉が開くとおじいちゃんが待っていた。
今度はちゃんと声が出るようになったおじいちゃんは「ありがとうございました」と言った。
「いいえ」と言って妻との待ち合わせのスターバックスに向かった。
吹き抜けになっているホールの向かい側に別のエスカレーターが見える。
杖を持った老女が下りエスカレーターに乗るタイミングがつかめないでいた。
後から夫らしい老人が先に乗って見せた。
23段下りてふり返ると、おばあちゃんはまだ乗れないでいた。
するとおじいちゃんは、おばあちゃんが心配になりエスカレーターを登り始めた。
だが老人の足では下るエスカレーターの速さに追いつけない。
いつまで登っても同じ辺りにいる。
私は「助けなければ」と思い、そちらのエスカレーターに急いだ。
到着寸前従業員が見てみぬ振りをして立ち去るのが見えた。
またそのエスカレーターに乗れないで立ち止まったままの客もいた。
私はおばあちゃんに「あちらのエレベーターで下りればいいですよ」と言って、そのエスカレーターに乗りおじいちゃんの行動をまず止めた。
おじいちゃんは登るのを止めて下りていった。
私から怒られるとでも思ったのか下を向いたままだ。
近づいて「大丈夫ですか?」と聞くとこっくりとうなずいた。
運動のせいか興奮のせいなのか耳とウナジが赤くなっている。
「おばあちゃんが心配なんでしょ?」と聞くと再びこっくりとうなずいた。
エスカレーターを降りきってエレベーターを示し「あそこで待っていてください私が責任もって、おばあちゃんを連れてきますから」と告げた。
もう一度上りのエスカレーターで戻っていくと、おばあちゃんは若い女性に付き添われていた。
私はその女性にありがとうとお礼を言っておばあちゃんを受け取った。
あたかも自分がおばあちゃんの身内のような態度だった。
おばあちゃんの手を取ってエレベーターに連れて行った。
エレベーターに乗せて手を放し「この扉が開くとおじいちゃんが待っていますから」と伝えた。
1階に到着したエレベーターの扉が開くとおじいちゃんが待っていた。
今度はちゃんと声が出るようになったおじいちゃんは「ありがとうございました」と言った。
「いいえ」と言って妻との待ち合わせのスターバックスに向かった。