家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

吸い付いた

2009-01-31 10:07:29 | Weblog
金色がかった透明の液と乳白色のフワフワとした物とが分離している。

志太泉 蔵出し 濁り酒のフタをとった。

口元にわずかな気泡が発生した。

見る間にその気泡の数が増えた。

下から下から湧き上がってくる。

急いでカメラを取り出した。

気泡に混じって下に沈殿していた白い物体も上がってきた。

もう1升瓶の中は沸騰しているような状態になってきた。

カメラを構えると泡が瓶の口を乗り越えて溢れ始めた。

「もったいない」

すぐにフタをした。

自分の口で!!

口にくわえたまま1升瓶を抱えて台所に移動した。

その間口の中に浸入してくる液体を嬉しく飲み込んだことは言うまでもない。

流し台に置いたときには発泡は治まっていた。

掌に付いた液体は手の甲に擦り込んで吸収させた。

軽いハプニングのあと妻と乾杯した。

「うまい」