家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

イノシシの道

2009-10-21 08:17:06 | Weblog
「イノシシの道」と私が呼んでいる道がある。

道路から下に下りて川に通じる道だ。

イノシシがせっせと歩いて獣道を造ってくれたので「イノシシの道」と呼ぶことにした。

イノシシの道を下りてゆくと途中から鹿の道とも合流するが下り口を造ったイノシシの功績を称えて「イノシシの道」。

鹿が造った「鹿の道」もあるが急勾配過ぎて人は這ってでも登れないし下りられない。

先日お客様を「イノシシの道」を利用して川まで案内した。

ところが私には慣れている道でも、お客様は恐かったらしい。

それは斜面が急なこともあるが地面が崩れ易いからだ。

最も急な傾斜の部分には竹で手すりを付けたが、まだまだ足りないことが分かった。

今回は少し迂回して傾斜の少ない部分に手すりを付けてみた。

竹は川の近くにたくさん生えているので、そこで切り倒す。

枝を払い適当な長さに調節して上に運ぶ。

杉の木に麻ヒモを掛けて、そこに竹を縛り付ける。

長すぎる部分を切り落として完成だ。

「生きている竹」を生きたまま曲げて使用してみた場所もある。

さすがに生きている竹を曲げるのは手間が掛かった。

妻に先端を持っていてもらって、その間に杉の幹に縛り付けた。

この竹が上を向いて伸びてゆくから、なかなか面白いものになると思う。

こんなことをやっていると時間は、瞬く間に過ぎてゆく。

こんな獣しか通らないような場所を「まるで京都?」とでも呼べる雅な場所にしたいと思っているのだ。