家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

杜の市に行ってきた

2011-06-05 09:55:01 | Weblog
「くらふてぃあ杜の市」に行ってきた。

毎年行っているが今年は宿泊した。

杜の市の開催地は駒ヶ根であるが松本市に泊まった。

大王わさび農場 高橋節郎記念美術館 李朝家具ギャラリー羅山 蔵久かりんとう屋

などを巡り多くの道祖神と出逢った後松本市に入り今夜の宿スーパーホテル松本天然温泉にチェックインした。

一人3900円(朝食付き)で駐車料金が1000円と格安だ。

温泉は男女の時間差入浴となっているため妻は夜入り私は朝6時前に入った。

朝食時1階に下りていくと食堂には高校生が30名ほど固まっていた。

雑然としているため

「どこが最後尾ですか?」と大きな声を出した。

リーダーのいない衆からは返事もない。

従業員があわてて

「並んでみてください」と言うと少し列らしき物ができた。

男子学生が「どうぞ」と我々に手で先を譲る。

「学生のうしろでいいから最後尾はどこ?」と言うときちんと並んだ。

従業員は「たいへん混みあっておりますので部屋の方にお持ちになっても構いません」と言いに来た。

高校生は、ご飯担当と味噌汁担当男子学生が現われて手際よく動き始めた。

その後引率教師らしき人物が「それぞれいただきますしてください」と言った。

「○○。ご飯半分入れてくれ」と真っ先に食べ始めていた自分のご飯茶碗を生徒に差し出す。

私は眉毛の細く整えられた男子学生と何もできない女子学生に囲まれてご飯とパンの両方を食べた。

自販機のコーヒーは、この時間帯は無料でありがたかった。

杜の市に到着して今日の晴天を感謝しながら歩いていると静岡文化芸術大学教授の山本氏夫婦と出逢った。

「来年のクラフトフェアまつもとに御一緒しましょう」と誘われた。

即OKして来年の予定第一号が決まった。

杜の市は毎回自分の中の制作意欲を掻き立ててくれる。

作れそうな物と作れそうもない物。

素材が意表を突く物と素材よりも作り方の優れた物。

作品よりも作るための器具。

会場に来ている人と動物達。

川が発する急流の音と水路から立ち上る狭いコンクリートの中を勢いよく走りすぎる水の音。

遠くの山には雪が残り駒ヶ池の中には静かに魚が泳ぐ。

日差しは暑いが空気はリンとして心地よい。

これを感じるために毎年やって来る。

妻は染色用の液を購入し私はフレンチブルドッグに手を舐めてもらった。