「警告」Danger
と書かれた札が一升瓶に掛かっている。
志太泉の濁り酒だ。
今年は2本購入した。
1本目は封印を「メリッ」とはがし始めたトタン「ボン」と勢いよく栓が飛ばされ中身が噴出した。
あわてて上から指で押さえて台所に。
散水ホースの先端を押さえれば水は細くなり、より遠くに飛ぶ。
それと同じ現象を家の中で行った。
私の顔も妻の顔も冷蔵庫も天井も床もお神酒で清められた。
「警告」を無視したわけじゃあないが甘く見ていた。
驚きはしないし、ましてや腹立てることも無い。
この手の酒を好むからには当然着いて回ることなのだ。
さて酒屋さんにとりおきしてもらってあった2本目を受け取った。
その場で「噴水やりました」と笑い話をした。
「今日は風呂場で開けます」と言って店を出た。
さて本当に風呂場に持ち込んで開封をする。
まずは千枚通しで栓と封印の上から小さな穴を空けた。
「シュー」とガスの抜ける音がしてきた。
上澄みの下の白いカタマリから少しずつ千切れた綿のような物がビンの中で舞い始めた。
そのまま少し放っておいた。
しばらくして見に行くとビンの中は真っ白になっていた。
泡が立ち上がる様子もなく落ち着いたようだ。
「それじゃぁ開封するね」と言って封を少しずつめくる。
ほぼ開封し終わると同時に「ボン」という音と共に中身が吹き上がった。
間欠泉が突如空高く舞い上がるように。
しかし今回は「そんなこともあろう」と下にボールを敷いてあるのだ。
吹きこぼれた酒はボールの中に溜まる仕組みだ。
やっと落ち着いた時にはボールの中には4合程度の量が溜まっていた。
そして風呂場の天井には酒の勢いを示す跡が着いていた。
前回よりも多くの量が吐出してしまったが今回は、ちゃんと飲める。
妻がボールからオタマですくってグラスに入れるという形になった。
太刀魚と鯵の刺身の他に今起きたハプニングをつまみにして美味しく飲んだのである。
と書かれた札が一升瓶に掛かっている。
志太泉の濁り酒だ。
今年は2本購入した。
1本目は封印を「メリッ」とはがし始めたトタン「ボン」と勢いよく栓が飛ばされ中身が噴出した。
あわてて上から指で押さえて台所に。
散水ホースの先端を押さえれば水は細くなり、より遠くに飛ぶ。
それと同じ現象を家の中で行った。
私の顔も妻の顔も冷蔵庫も天井も床もお神酒で清められた。
「警告」を無視したわけじゃあないが甘く見ていた。
驚きはしないし、ましてや腹立てることも無い。
この手の酒を好むからには当然着いて回ることなのだ。
さて酒屋さんにとりおきしてもらってあった2本目を受け取った。
その場で「噴水やりました」と笑い話をした。
「今日は風呂場で開けます」と言って店を出た。
さて本当に風呂場に持ち込んで開封をする。
まずは千枚通しで栓と封印の上から小さな穴を空けた。
「シュー」とガスの抜ける音がしてきた。
上澄みの下の白いカタマリから少しずつ千切れた綿のような物がビンの中で舞い始めた。
そのまま少し放っておいた。
しばらくして見に行くとビンの中は真っ白になっていた。
泡が立ち上がる様子もなく落ち着いたようだ。
「それじゃぁ開封するね」と言って封を少しずつめくる。
ほぼ開封し終わると同時に「ボン」という音と共に中身が吹き上がった。
間欠泉が突如空高く舞い上がるように。
しかし今回は「そんなこともあろう」と下にボールを敷いてあるのだ。
吹きこぼれた酒はボールの中に溜まる仕組みだ。
やっと落ち着いた時にはボールの中には4合程度の量が溜まっていた。
そして風呂場の天井には酒の勢いを示す跡が着いていた。
前回よりも多くの量が吐出してしまったが今回は、ちゃんと飲める。
妻がボールからオタマですくってグラスに入れるという形になった。
太刀魚と鯵の刺身の他に今起きたハプニングをつまみにして美味しく飲んだのである。