家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

クラフトフェア

2013-11-05 07:23:37 | Weblog
5月の松本から駒ケ根、浜名湖と行き今回は蒲郡のクラフトフェアに行ってきた。

230余の出店があった。

会場では、いつも通り妻と別行動にする。

私は初めにザーッと歩いて興味の湧くところをチェックしてから、もういちど見直す。

妻は初めから一店一店丁寧に見ていく。

私が全店を2周したとき妻はまだ半分程度しか見ていないという。

だから一緒に見ない。

一緒になるのは何かを食べるとき。

ご当地のものを食べた。

メヒカリのフライだ。

大鍋でグラグラと揚げられた後新聞紙の上に広げられ塩を振って紙コップに分ける。

既に昼食を済ませてあったので二人で1カップで充分であった。

適度な塩味が効いていて美味しかった。

「そこに座りん」とか「買ってきん」とか「買いん」などINが付くのが、このあたりの方言らしい。

地元の言葉を聞きながら地の物を食べると、はるか遠くまで来ているような錯覚を起こす。

自宅から1時間15分の距離なのだが。

鉄を熱して叩く作業や竹細工や木工など何かを作り出すことに興味が深かった。

子供のように観察する。

赤く熱せられた鉄を叩いた時パラッと何かが落ちた。

すかざず「これは何ですか?」と尋ねると「鉄皮です」と説明してくれた。

糸ノコ盤で手際よく何かを次々とくり抜いていくのを見ていた。

くり抜かれた猫を差し出した。

受け取ると「あげるよ」と言った。

板に描かれた猫を、さも簡単そうにちょいの間にくり抜く。

創造する前に想像する。

その段階までは意欲満々だ。

しかし次の行動に移せないことが多い。

必要に迫られないと動かない。

やってみたい作ってみたいという興味を一歩踏み出させてくれるクラフトフェア。

妻も「買う人」から「作る人」に見る目を変えた。

デザインを考えたり使われている部品に興味を覚えたり。

私は顔が何にでも見えるらしくて相手の機嫌が悪いと写真を撮らせてもらえない。

同業者の「デザイン盗用」と思われるようだ。

話してみれば素人なのだが、もちろん。

駐車場が600円と高いしゴミ捨て場もない。

会場で購入して食べた物の容器類すべてを持ち帰った。

少しの不満が残ったが2時間近く楽しい散策であった。