家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ストーブを使い分ける猫

2014-02-24 08:27:00 | Weblog
我が家のマロちんは最近ストーブの違いが分かり、それを使い分けるようになった。

ストーブは昔ながらの赤い火が見える式と温風が吹き出る式だ。

どちらも灯油式だが同じ部屋に置いてある。

といっても3部屋を開けきってあるので、2個のストーブを焚いても熱すぎることはない。

テーブルの下に丸椅子を置いてあるのは、そこにマロちんが、ちょこんと座ってストーブに当たるためだ。

なぜ、どのようにして、その違いを知ったのかは分からない。

温風に当たって温まると次に芯が赤くなるストーブの前に置かれた座布団に寝転がる。

こちらは手足を伸ばして当たるので、よりリラックスしているように見えるが早く暖まりたいときには温風ヒーターが欠かせないようだ。

と同時に、よく水を飲むようになった。

温風ヒーターが喉の渇きを誘発するらしい。

温まりすぎると今度は外に出てみたくなり「窓を開けて」とせがむ。

窓のところに移動して鳴くから、すぐに分かる。

しかし何度かの経験でマロちんがすぐに戻ってくることを知っている。

だから「気のせいだから開けないよ」と言ってやる。

するとしばらく窓のところに居たマロちんは再びストーブの前に戻ってきてゴロリと寝そべる。

一日に何度か、それを繰り返す。

我々が外出して戻ってくると部屋が冷え切っていて、その時には両方同時に点ける。

マロちんは点けたストーブのうち温風ヒーターを選ぶことになる。

ただでさえ猫は寒がりなのにマロちんは16歳。

人間なら80歳あたりらしいから無理もない。

猫は暖かい場所や涼しい場所をよく知っている。

しかしストーブの違いに気がついたのは生活に知恵だと思う。

日中は日のあたる場所に移動して夜は押入れの中に入る。

マロちんに洋服の暖かさや薪ストーブの暖かさを教えてあげたい。