家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

今年もコナラを出荷した

2018-01-14 16:40:57 | Weblog
去年の11月28日コナラを切り倒した。

といっても、やはりY爺さんにお願いした。

私は倒す木にロープを掛ける役目。

「ハシゴをかけて、なるべく上にロープを掛けてくれ」とY爺さん。

「はい」と応えて脚立を伸ばして留めコナラに立てかける。

足元がしっかりしていない上にコナラに当たっているところは一点のみ。

ぐらつかないように丁寧に上って行く。

Y爺さんは別の仕事をしていて、こちらを見ない。

へっぴり腰でロープを掛けて何とかしばり、おっかなびっくり降りてくる。

その後そのロープを別の木にくくりつける。

これで、とんでもない方向に倒れることはなくなる。

Y爺さんが見事な腕前を見せて、あっという間に切り倒す。

続いて次々と倒す。

ロープをかけずに行った木は残念ながらフェンスとミカンの木を直撃した。

倒した木は、葉枯らしといって葉っぱを残したままで放置し、木から水分を発散させる。

その後倒した木を90センチに刻む。

するとあたりは刻まれた木がゴロゴロし葉っぱの付いた小枝が雑然と広がり歩くのも大変な状況になる。

10kg以上あるホダ木を肩に乗せて足場の悪い斜面を下りる。

この段階で去年は無理をして寝込むことになった。

今年は肩パットを妻に作ってもらった。

母が私の長男の誕生に合わせて買ってくれた毛布を使った。

その毛布は次男で使い、年老いた犬に使い、猫に使って私に下がってきた。

3重に巻き込んで厚くなった毛布を両肩に載せ外れてしまわないようにヒモで縛った。

これで肩峰を傷めることはない。

しかし地面に寝ている重いものを担ぐというのは腿や腰に筋肉痛が出る。

右手で左肩に重い方を載せ右手で右肩に軽い方を載せて歩く。

持ち上げた曲がったホダ木がグリンと向きを変えた瞬間右耳にガツンと当たり涙が出た。

全部載せ終えたと思ったらリアドアが閉まらない。

もう下ろしてやり直ししたくなかったのでドアをヒモで開かないようにして走った。

今年は売る数が少なかったし肩パットのおかげと慣れもあって楽々終了した。

あとは小枝の整理と自家用ホダ木の菌打ちが残っている。